|
カテゴリ:★★映画★★
サイレンが鳴ったら外にでてはいけない・・・
主演:市川由衣 評価:★★★★☆ 感想:「サイレンが鳴ったら外へでてはいけない」この言葉が気になってました。 映画「トリック」の堤幸彦が監督と聞いていたので気になっておりましたが、やっと 映画をみました。 邦画にしてはなかなかおもしろい仕上がりになっているとおもいます。 幻覚と幻聴の中、何が事実で何が事実でないのかわかりにくい部分もありましたが、 もしかしたら精神病とは悪気がなく、本当にこうなってしまう事なのかもしれない・・ などと考えたり、なかなか興味深い映画でした あらすじ(ねたばれ) 1976年、ある島で全島民が突如消失する事件が起きる。 事件から29年後、その島に家族とともに引っ越してきた天本由貴(市川由衣)は、 隣人(西田尚美)から“サイレンが鳴ったら外に出てはならない”との警告を受ける 由貴は島へ到着した時点から違和感を感じていた。じろじろと島民に見られたり、 おかしな男性に半ばおそわれそうに鳴ったり、集会所へ集まっている島民のおかしな 行動を目にしていたからだ。 由貴がこの島へやってきたのは、体の弱い弟の療養である。父(森本レオ)は雑誌の編集者 であり、この島のことを調査していた。 あるひ、取材の為父が夜森へとでかけた。その後サイレンが鳴り響く。 翌日になっても帰らない父。心配した由貴は診療所の先生(ココリコ田中)と共に山へ入る。 「サイレンが鳴ったのに外へでたかからだ」という由貴 途中先生とはぐれた由貴は、誰かに追われていることを感じ、町の集会所へ逃げ込む なんとそこには父の死体が・・ その後先生と合流し、父の死体を見せるため、島の警官と先生と共に集会所へくるも、 そこには死体はなかった。 家へ戻ると父が戻ってきていた。ガケから転落したといい、怪我をしていた。 しかし父の様子は森へ行く前の父とはどこか違っていた。かわいがっていた飼い犬に なぜか激しく吠えられたりと・・ 翌朝、飼い犬がいなくなっていた。父に飼い犬の行方を聞く由貴。 しかし、父は遠くを見つめ「知らない」というだけだった。 島の廃墟で拾った手帳。これは29年前の日付が書かれており、当時島でサイレンが鳴り、 3度目のサイレンで島の人々に変化が現れると書かれてあった。 由貴はこの島はおかしいと考え、弟と共に島を脱出しようと考える。 その時、サイレンが鳴りだした。これは由貴が聞く3度目のサイレンだった。 父の書斎で血のついた犬の首輪と、29年前の資料をみつける由貴。 犬は父が殺しと認識し、島の人たちは不老不死となり29年前から年もとらずこの島に 生きていると認識する。 その時サイレンが鳴り響くなか、両目から血を流した父が襲いかかってきた。 なんとか弟と一緒に逃げ、港へいくも船の姿はない。 サイレンを留めればすべては終わると考えた由貴は地元の人でも近づかないと言われる 鉄塔をめざし歩き出す。 鉄塔に登る途中で、脚をつかまれ、振り向くとやはり両目から血を流した島民が、由貴 の脚を引っ張っていた。 みるみるうちに鉄塔の下には、両目から血をながしたおかしくなった島民があふれかえって いた。 そんなとき、病院の先生が鉄塔にのぼってきた。 由貴はなんとかサイレンを止めるため、鉄塔の頂上にあるスピーカーを破壊した。 しかし、サイレンは止まらない。 その時病院の先生が「サイレンなんて鳴ってない。元からなってないんだ。弟さんは半年 前に死んだんだ」と告げる。 しかし、由貴には病院の先生も両目から血を流していて、なにやら言っているが、もう どうしていいかわからなくなり、鉄塔から落ちてしまう。 場面は変わり病院に由貴は寝ていた。 あの場所から落ちて生きているのは軌跡だ。と先生は告げる。 父はどうしてこんなことになったのかと尋ねると先生は 「実は29年前にも同じ事があった。サイレンが聞こえると錯覚し、島民を皆殺しにした 男(阿部寛)は精神的におかしく、その後自分も自殺した」と告げた。 父は「母親を早くに亡くし、弟を一生懸命面倒みてきた娘由貴が、弟の死を自分のせいだと 考えるようになり、次第におかしくなり、娘の療養のためにこの島へきたのに・・」と 告げる。 眠っている由貴・・・。 そんな由貴のジーンズのポケットに手帳が入っていることを発見した。 その手帳は29年前の病気の男性(殺人鬼)が書き残したメモだった。 前半半分を由貴が偶然島で発見して持っていた。 後半半分は29年前のカルテと共に島の診療所に保管されていた為、改めて診療所の 先生は手帳をくっつけて読んでみた。 「サイレンが鳴ったら外へでては行けない。2度目のサイレンがなりひびく・・。 3度目のサイレンで島民は変化する。4度目のサイレンで皆殺し」 その時、先生の背後にナイフをもった由貴が先生を背後から刺したのだ。 由貴にはちょうどその時4度目のサイレンが聞こえていた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|