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カテゴリ:多重債務の問題と消費者金融を考える
今日は、少しマジメでやっかいな話をします。
借金が増えてしまう「落とし穴」の「不動産担保ローン」「おまとめローン」についての警告です。 消費者金融=サラ金から借りている人の割合は、4人に1人という統計がでています。(日本) 又、6人に1人がなんらかの形で延滞しているとか。 よく耳にする「不動産担保ローン」 何口かある借入先をまとめた総金額を「不動産(住宅や土地)」を担保にしてお金を貸してくれる。 しかも当初の借り入れ金利、出資法ギリギリの29パーセントを20パーセントに下げてくれるという。 毎月の返済金額が少なくなるし、他の金融会社には、貸してくれたお金で完済する。 これは有難い話だと思ってしまう。 こういった不動産担保ローンは、CG○やアイフ○が特に有名です。 これとは別の「おまとめローン」。 たまにCMでみかけたことがあると思います、「○○銀行のおまとめローン」という商品。 実はこれも安易に「おまとめ」すると落とし穴に落ち込む事になります。 例をあげて説明します。 (実際あった話) サラリーマンのK氏(55歳)は、分譲のマンションに奥さんと子供2人と住んでいます。 K氏は月給40万円。奥さんもパートに出ています。 子供2人のうち長男は大学生。長女は会社員です。 マンションのローンは残金が約1千万あります。毎月13万円の支払いです。 長男の大学入学と同時に大学に納める費用がかなりあり、小遣いも少なくなり、生活も楽ではなく、サラリーマンのk氏は、少しづつですが、サラ金からお金を借りるようになり、最初借りた20万円の枠を返しては、融資枠ができると又借りる、という状態が続きました。 生活費が少し足りなくなると、新しいサラ金会社から新規に融資をしてもらい、 いつのまにか5社250万円に増えてしまいました。〔毎月約125000円) ある時、大学の授業料の支払い期日がせまっていましたが、お金が用意できませんでした。 困っていたK氏にサラ金の窓口の社員は、「不動産」を担保にすると金利が安くなるうえ、 他社からの借金をまとめて返済できるだけの金額を貸してくれるというではありませんか。 毎月の返済金額も、減って、毎月(5万円)支払えばいいという事で、K氏はすぐに契約しました。 借り入れ金額300万円。5年後に一括返済の約束で、毎月約5万円の利息だけでいいという契約です。 K氏は借りた300万円のうち50万円は大学に支払い、残金250万円は今まで借りていたサラ金業者にすべて返してしまいました。 これで、アイ○ル一社に毎月5万円支払うだけで、生活は楽になりました。 めでたし、めでたし、・・・・ と・・・いいたいところです、が・・・。 (、深夜なので、・・・明日に続きます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 17, 2006 02:51:42 AM
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