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カテゴリ:心身症(ストレス)
私の知人に、実はうつ病になっていた、と告白された。
知人は、ある会社のトップセールスマン。 40歳になる彼はずっとトっプの営業成績。 後輩の信頼も厚く、頼りにされていた。 ところが2年前に直属の上司が移動になり、新しい上司になった。 その上司は、知人とのうまが合わないのかよくわからないが、 最初から眼のかたきにされたようだ。 些細な失敗も、すべてことごとく取り上げられたりして、だんだんと溝が深まり、ついには挨拶をしても口もきいてもらえなくなったとか。 その間、親の病気のため、病院通いや、看病のため、仕事と、親の看病との狭間で、悩む日々があったという。 毎晩の晩酌の量も増えて、人と話すのもだんだん嫌になりかけ、眠れない夜が続いたという。 まさしくうつの状態。 本人はうつとは気づかず、不眠状態の解消のため、医者に行き、睡眠薬を頼んだという。 その医者に「うつ病」ですよ、と言われて、びっくりした、そうです。 その間、成績はトップでもないものの、コンスタントに売り上げは安定していたとか。 しかし、ある決定的なクレーム事件があり、それらもすべて知人の責任にされ、 あげくにとうとう、上司は、 本社の人事部に自宅から遠い地域への配置換えの願いをだした。 そして知人は、11月1日付けで転勤になってしまった。 知人は人当たりもよく、明るく、販売先のクライアントの面倒見もよく、フットワークも軽く、クライアントからは絶大な信用を得ていた。 彼の転勤により、後任も決まった。(入社4ヶ月の若い新人) 2人でひきつぎの挨拶に出かけたところ、ほとんどのクライアントが「後輩」には目もくれず、知人の転勤を残念がっていた。 上司からは、「クライアントはすべておいていけ」と言われていた知人は、申し訳なくてあやまってばかりいたそう。 ところが、クライアントのほとんどが、「経験の浅い新人」を人目みたとたん、怒りまくり、 「この先、新人に任せても不安だ、たとえ遠くても知人にそのまま面倒をみてもらわなければうちは納得できない、と言い出した。 こまったのは新人君。 何処へ行っても相手にされず、(トップセールスになるにはなるだけの知人の人柄や努力がある、)それなのにそんな知人と一緒の仕事ができるわけがない。 続く・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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