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カテゴリ:心身症(ストレス)
先週末からずーと休む暇のない夫。
経営相談・車の処理・例の詐欺事件の事。そして、今日はK市へ出張。 昨夜、胃が張り、痛みがあったのだが、病院の薬を飲んで収まり、予定通り、朝早く出かけていった。 家族はみんな、心配でしかたがないけれど、言い出したら聞かない夫なので、半ばあきらめ気分で送り出した。 それ以外にも仕事上の問題もあり、毎日、少々いらつきぎみのせいか、私自身も胃が痛み時々吐き気もある。 健康であるからこそ、仕事も家庭も、元気にできるのだから、健康には気をつけなければいけないと思う。そのためには、ストレスは貯めないようにしなければならない。でも、なかなか・・・うまくいかない。 話はそれるが、相談者の方で、来月そうそう自己破産を申し立てる人がいる。 ここにたどり着くまでに、本人にとって、長い道のりでした。 最初に相談にきてから、約半年。 親の代から続いた仕事をたたむと決めるまでには、相当の悩みや、苦しみがあった。 自転車操業よりもっとひどい状況のなか、信販系やサラ金、金融機関あわせて、月の返済が 売り上げの1.5倍もあった。 信販系は司法書士さんへ委任していただき、債務圧縮。 銀行系はリスケジュールをお願いして毎月の返済を減額。 しかし、肝心の売り上げがほとんどない状況では、今後会社を再生する事は難しいと判断しました。 けれど、高齢の親の気持ちを考えると、仕事をなくす=やる気がなくなる、生きる気力がなくなるのではないか?・ と心配になって・・なんとか事業継続はできないものか? いろいろ方法論を考えましたが、 どうにも返済原資が出てこないのです。 しかし、各金融会社の残債務金額が決定後、今月まで、信販系、サラ金系の支払いをぎりぎりまで待たせていたので、とうとう、今後の方向性を決めなけれならなかった。 昨日、遅く彼から電話が入り「自己破産することにしました」と伝えてきた。 これからの本人は、再就職も決まり、4月から新しいスタートをすることになっている。 高齢の親は年金生活。 生活費は確保できるし、破産により会社の債務もなくなり、本人が働いて収入を得る事で、又、少し生活が楽になって行くと思う。 もちろん、申し立て後、免責確定まで、まだ決定にはならないけれど。 そして、私自身は彼を褒めてあげたいと思う。 40代の彼は、いろんなつまずきにあいながらも親から受けついだ家業を一生懸命やってきた。 そして、後継者不足とも、斜陽産業といわれる家業を必死に残そうと頑張ってきた。 資金繰りに窮しても、彼なりの考えで、自転車操業を続けてきた。 そして、とうとう自分の力ではなんともできないと気づき、 私のところへやってきた。 彼は、時には目をそむけたくなる多くの借金の額と、真っ向から向かい合い、決して逃げずに、一番よい方法を模索してきた。 私のところへ相談に来る方達の中には、会社も個人も「借金」が重くのしかかって、悲鳴をあげているにもかかわらず、現実をまだわかっていないような人がいる。 「毎日借金の事ばかりで、気が重い」「気分転換に遊びに行きます」 確かにそうです。 美味しいものを食べて、温泉にでも言ってみるのも時には気分転換になるでしょう。 しかし、「借金をなんとかしたい」と思ってたずねてきたはずなのに・・・ 督促の電話におろおろ、どきどき、「どう答えればいいんでしょうか?」といいながらも 「借金の話ばかりでは、つらいので、しばらく時間を置いてから銀行と話します」と言われる。 「ではこういう方法で相手の会社にお願いに行きましょう」と言うと「もう少し時間をください」 こんな言葉をきかされると、 (最初は せっぱつまっていて泣き顔でした、)なんとなく人任せに感じられてしまいます。 ※心の声 (借金をしたのは、貴方ですよお金を借りた時は、ありがたかったはずですよね。 借りた時と、今は事情が変わり、返せなくなってしまった、だからもう少し、待ってもらえますか?と金融会社にお願いしなければならない立場なのです。) 自分の事なのだから、どんなにつらい事でも、逃げずに真っ向から向かっていって欲しいと思います。(前出の彼のように) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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