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テーマ:お金のハナシ(2522)
カテゴリ:多重債務の問題と資産
現在、2件の緊急相談で動いていますので・・PCの前にすわる時間がありません。
以前・メモ書き程度に書き留めた内容をアップしておきます。 後日、続きを報告します。 相談を受けたHさんのケース。 家族は奥さんと子供2人、夫の母親も同居している。 借金が膨れ上がり、夫婦であわせて月給40万円だが、返済が20万円近くあるために、毎月の生活は苦しい。 そんな時、あるチラシ広告が目に入った。 「借金の一本化をしませんか?」 いくつかある借金をまとめてお金を貸してくれるということだった。 夫婦がそのチラシの住所に急いで電話をすると、 「お金は貸しますが、こちらに来てください」ということだった。 喜んで出かけた二人に対応した男性は、 「やはり、この状況ではお金は貸せません。これは自己破産したほうがよいですね。」と言ったそうです。 てっきり貸してもらえる・・・・・・・と思っていた二人は、帰る電車賃もなく、途方にくれてしまったという。 「貸してくれるという話でしたので、手元には、帰るお金がありません。」 と言うと、 その男性は「電車賃だけは貸しますから」と2万円を貸してくれて、 「自己破産するために、いい弁護士さんを紹介しましょう。」 と弁護士さんの事務所を教えてくれたそうだ。 夫婦は気を取り直して弁護士事務所に行くと、 受付の人が初老の弁護士に合わせてくれたそうです。 簡単な面談のあと、受けてもらえる(受任とはあえて書きません)事になったという。 本人が受け取った書類を見せてもらったが、少々、???と思う変な書面だった。 弁護士の報酬・や本人の弁済に関しては事細かく書いてあるが、 (月々の支払い等)肝心の 代理権諸々は書かれていない。 とにかく、弁護士にお願いできて、ほっと一安心の二人は、 自宅に戻り、友人にこのことを話した。 自己破産代はいくらだった? と聞くと毎月十四万円(夫・八万円、妻六万円)になったという。 夫はマンションを所有。 名義は夫になっているので、菅材事件になるのだが、それにしても費用が高すぎないか?とその友人から私に相談が入ったのだ。 ※ 普通、自己破産する場合、弁護士料は(規定はないが)30万円前後、司法書士さんは25万円前後と聞きます。資産のある官財事件の場合は、管財人の選定があるので、財産の内容により50万円~80万円位と聞きます。(この辺は同じ楽天ブログの弁護士さんのかがやきさんが詳しいですね。) 深夜遅くまでお話を聞いてみると、自宅は本当は残したいと言う。 しかし、弁護士は「破産」を進めた。 自宅マンションの共有名義の父親の「破産」も進めたそうだ。 ご主人のお父さんは住宅ローン以外の借金以外はほとんどなかった。 けれど、お父さんまで{破産?」しなければならないのだろうか? 疑問が残った。 ご主人は「給与所得者個人再生」がいいのでは?と思ったのだが、「自己破産」するまでもないような気がした。(この問題は後日談で・・) まだ自己破産の申し立てをしていなので、控えの「債権者一覧表」を見せてもらった。 おかしなことに気がついた。 ご主人の借り入れ先に消費者金融の「レ○○」があった。 けれど、10年と取引が長いので、当然、利息制限法にひきなおし計算すると、過払いになlる。 「レ○○はどうなったのですか?一覧にありませんが?」 ご主人が事務員に尋ねると、「そこはもうありません、終わりました」とだけ応えたという。しかし過払い金があったのかどうかも教えてもらえなかったという。 過払い金があったかどうかは、本人はわからないと言うのだ。 しかし、あきらかに、取引履歴10年あれば過払い金はあるような気がする。 自己破産費用は毎月きとんと支払っている。 過払い金は弁護士の手元に振り込まれている気がするのだ。(推測ですが・・) 今までに支払ったお金の合計は夫だけでも90万円近く支払ったことになる。 預金通帳も提出せずに、債務整理は進んでいるという。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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