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エーザイ認知症薬 米承認 日本では秋にも承認許可へ 【ワシントン共同】 米食品医薬品局(FDA)は6日、エーザイと米バイオジェンが開発したアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」を本承認した。今年1月、仮免許に相当する迅速承認を出し、米国内での販売が始まっていた。認知症の進行を遅らせるという患者の利益を認め、新薬の実用化に向けた最後の扉を開いた。日本でも承認申請しており、秋にも承認の可否が示される見込み。 加藤勝信厚生労働相は7日の閣議後会見で、国内の承認申請に関し「米国を参考に、有効性、安全性について適切迅速に審査される」と述べた。エーザイの内藤春夫最高経営責任者(CEO)は同日会見を開き「(この分野の)研究開始から約40年を経てまず米国で患者に届けられることは大きな喜びだ」と述べた。 高齢者向け公的医療保険メディアは、この薬の必要性をさらに検証するためのデータ提出を条件に保険適用した。 脳神経を傷つける脳内の有害タンパク質「アミロイドベータ」に結合し除去する抗体の薬で、病気の原因に働きかける「疾患修飾薬」と呼ばれる。米イーライリリーによる同種の薬も開発の最終段階で、長く停滞していた認知症治療薬の開発は活発化の兆しを見せている。 対象は、年齢だけでは説明できない物忘れが現れた軽度認知障害(MCI)から、生活に支障が出始めた早期の認知症の人で、有害タンパク質の蓄積が画像診断で確認できたことが条件。2週間に1度、点滴で投与する。薬剤費は体重で変わるが、標準で2万6500㌦(約380万円)。 安全性に関しては複数の注意事項がついた。
2023.7.8聖教新聞10面 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 8, 2023 06:47:09 AM
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