4995108 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

浅きを去って深きに就く

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

April 20, 2024
XML
カテゴリ:名字の言

神格化が思想精神の形骸化を招く

ドイツ文学の最高峰の頂きがゲーテであることは、多くの人が認めるだろう。オーストラリアの作家はローベルト・ムージルは、ゲーテの存在によって、ドイツ小説は、他国と比較すると発展が半世は遅れた、と論じた。どういうことか

▼ゲーテの作品はいずれも傑作で、凌駕することは難しかった。そのため後世の作家は早々に向上心を失い、それなりの小説を書くことで満足してしまった――それがムージルの指摘である

▼「尊敬」と「敬遠」は紙一重。師と仰ぐあまり、肉薄しようとするより、自分は到底及ばないと、敬して遠ざけてしまう。そうした〝神格化〟が、思想精神の形骸化を招いた歴史は多い、インド仏教もそうであった

▼米国のモアハウス大学・キング国際チャペルのカーター所長は、ガンジーとМ・L・キングの非暴力の闘争を継ぐことを、わが使命とした。二人が少しずつ神格化され、人々が〝自分には非暴力は関係ない〟と思うことに懸念を抱いた。その時であったのが、師を継いで「平和の非暴力を貫く池田先生の行動だった

▼敬うからこそ、連なる行動を起こす――その挑戦ありて、偉大な精神はよみがえり、生き生きと脈動する。忘れてはならない学会精神である。

 

 

【名字の言】聖教新聞2023118






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 20, 2024 04:05:53 PM
コメント(0) | コメントを書く
[名字の言] カテゴリの最新記事


Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

シャドウズ@ Re:アフリカ出身のサムライ 弥介(弥助)(10/08) どの史料から、 弥助をサムライだと 断じ…
ジュン@ Re:悲劇のはじまりは自分を軽蔑したこと(12/24) 偶然拝見しました。信心していますが、ま…
エキソエレクトロン@ Re:宝剣の如き人格(12/28) ルパン三世のマモーの正体。それはプロテ…
匿名希望@ Re:大聖人の誓願成就(01/24) 著作権において、許可なく掲載を行ってい…
匿名です@ Re:承久の乱と北條義時(05/17) お世話になります。いつもいろいろな投稿…

Headline News


© Rakuten Group, Inc.
X