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August 12, 2024
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カテゴリ:名字の言

希望は自ら創り出すもの

雑記帳に、その日の出来事がびっしりと書かれてある。所々。子どもらしい、つづりの間違いもある。ナチス占領下のポーランドで、14歳で命を落とした少女ヴァンダ・プシブルスカ。彼女は戦時下で日記をつづった

▼記録が残っているのは、1942年から44年までの間。自分の勉強部屋が持てるようになったことなど、日常の喜びが記されている一方、戦争への赤裸々な心情が垣間見える

▼爆撃によって自宅を失った。それでも、彼女は平和の到来を固く信じた。亡くなる1カ月前の日記には、こう記している。「わたしたちが希望をなくしかけているなんて、それこそ恥だ」「どんな戦い、どんな試みにしても、うまくいくときもあれば、いかぬこともある」(米川和夫訳)

▼彼女の日記が私たちに教えてくれること——それは、希望は自ら創り出すものであり、過酷な現実にあっても、人間は胸中に希望を抱いている限り、強く生き抜くことができるということだ

▼世界では、いまだ戦火が続く。戦争の犠牲になるのは、いつも女性であり、子どもだ。私たちは、一日も早い危機の終結を強盛に祈り続けたい。「けれど、希望はなくすまい」とつづったヴァンダのように。

 

 

 

【名字の言】聖教新聞2023.616






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Last updated  August 12, 2024 06:18:18 AM
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