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カテゴリ:抜き書き
死に至る病 浄土教では、念仏のみを「大善根」「大功徳」として、他のすべての善根を「小善根」としています。念仏を唱えるという「大善根」に対して、穢土たる娑婆世界での父母への孝行や、生活を律すること、人のため、社会のために尽くすことなどの「小善根」を雑行として、その価値を低めてしまいました。これによって《他者》というものが薄弱となり、独我論に堕したと言っても過言ではありません。キルケゴールのいう「死に至る病」そのものとなってしまったと言うことができます。
【仏教に学ぶ対話の精神】植木雅俊著/中外日報社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 29, 2024 06:10:36 AM
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