カテゴリ:仕事
ごくごく普通のサラリーマン家庭。
でも不況でいつ会社がどうなるか分からないっていう環境で、 当たり前のように娘は地元の公立中学校に行くものだと思ってました。 それが、 娘の口から「違う中学校に行ってもいい?」 と聞かれたのが5年前。娘が小学校4年生の時でした。 理由を聞いて、一時の感情でそんな事を言っているんじゃない、と感じました。 それから主人と何度も私立中学受験について話し合い、反対する主人を説得しました。 費用については私が働いて何とかする、と。 そしてまず始めたのが午前中だけの事務の仕事。 10年のブランクがあるので「働く」事自体に慣れるのに大変だったのと 母の闘病、娘の受験戦争、と何かをじっくり考える時間も無く、 ただただ突っ走るだけの毎日でした。 娘が6年生の夏、 母の体調が落ち着いたのを見て今の会社に転職しました。 塾の費用が予想以上にかかる事と今後の受験費用、私立の授業料等を考えると フルタイムで働かないと無理だと判断しました。 20代でもなかなか仕事が見つからない時代に、こんなにすぐに仕事が見つかるなんて 本当にラッキーだったと思います。 そして3年。 娘の受験、母の死、家の新築…色々ありました。 私にとって仕事はただ「生活のため」の手段、でした。最初は。 でも、いつの間にか「生活のため」だけでなく、 自分を見つめなおす手段でもあると分かりました。 ただの事務職。 でも、結婚前に長く事務職に就いていたので分かるんですが、 事務職って結構能力差があるんです。 私は、性格的に事務職向きだと思います。事務が好きだし。 今の会社の上司にも恵まれてるのですが、 会社が私をすごく評価して、信頼して全部任せてくれる。 これが私にすごく自信を与えてくれました。 〇〇さんの奥さん、〇〇ちゃんのママ、には評価は与えられないけど、 仕事だと違うんです。すぐに評価が出る。で、頑張れる。 その会社から、正社員に、というお話をいただきました。 このご時世に、この年齢で、本当にありがたい話です。 最初は家事、子育てとの両立に悩み、ただ生活のためだけで始めた仕事。 しんどい、老眼でPCがキツイ(汗)と文句は止まりませんが、 でも、「やりがい」ってこれなのかも、と最近ちょっと思います。 12月から、正社員で頑張ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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