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テーマ:ヨーロッパ旅行(4254)
カテゴリ:クロアチア
私たちのクルーズは、スロベニアのコペル(Koper)港から出発でした。ドイツ人は、片道1500kmぐらいなら、車で行ってしまいます。(私のお向かいさんは、クロアチアの南にあるドブロフニクにも車で行った、と言ってました!)
私たちも当初は車で南下するつもりでいましたが、クルーズ途中で下船することに決めたので、結局は、飛行機で行きました。帰りは、ドブロフニク空港から戻りましたが、行きは、イタリアのトリエステに飛びました。トリエステの空港が、一番コペルに近い空港になるからです。 我が家の最寄空港(シュトゥッツガルト)からは直行便がなく、ミュンヘンで乗り継ぎでした。どちらの飛行機も、60人乗りぐらいのプロペラ飛行機。この日は快晴で、シュトゥッツガルト―ミュンヘン間では、ドナウ川の蛇行がよく見えました。
ニコちゃんにとっては、初の搭乗体験。赤ちゃんと乗る場合は、親のシートベルトにベビー用のシートベルトを通して、赤ちゃんを親のひざの上に固定するように座らせるのが基本。それで、ベビー用のシートベルトを頼んだところ、「ドイツでは、そういう規定がありません。」と言われてしまいました。ドイツって安全にうるさい感じがするのに意外な返答にびっくり。
ミュンヘン空港は、初めて利用したのですが、ターミナル2は、改築したばかりなのか、とてもきれいで、快適でした。2時間のトランジット時間が短く感じました。
ミュンヘン―トリエスタ間は、Air Dolomitiというイタリアの航空会社の飛行機で、ここでは、当然のように、ベビー用のシートベルトを渡されました。 ミュンヘンを飛び立ってしばらくすると、アルプスの雄大な光景が眼窩に広がります。山頂が雪で覆われているアルプスを越えると、そこはイタリアで、アドリア海も見えてきました。機体が小さいせいか、かなりゆれ、乗り物に弱い惠子と賢浩は、吐いてしまいました・・・。赤ちゃんは乗り物酔いってしないのかな?? トリエステの空港は、トリエステの市街地から30kmほど離れており、空港からホテルのある市街地までどうやって行くかちょっと心配でした。バスの切符の自動販売機があったのですが、すべてイタリア語。それに、Trieste-なんとか・・という地名がいくつもあって、どこに行けばいいのかもわからず、周りの人に助けてもらい、なんとか切符を買いました。バス停はちょっと離れた所にあったのですが、すぐにわかりました。トリエステの市街地行きのバス停に並んでいると、イギリス人の老夫婦から、市街地に行くのはこのバスか?ときかれました。 バスは、時刻表どおりにきました。バスの中では切符を買うことはできないのですが、その老夫婦は切符を持っておらず、夫が急いで空港に戻って切符を買ってきてあげることにしました。ところが、バスの発車時間になっても夫が戻ってこず、運転手さんは、エンジンをかけ始め、冷や汗がたらーり。イタリアって、時間にいい加減な国だと思っていたのにー!! 空港から、夫がスーツケースを転がしながら、年配のご婦人とこちらに歩いてくるのが見えました。この女性にも、老夫婦にも、「あなたがいなかったら、このバスには乗れなかった。」と夫はものすごく感謝されてました。どちらも、イギリス人で、今朝早くマンチェスターを発ち、ミュンヘンで乗り継ぎ、私たちと同じ飛行機でトリエスタに来た人達でした。「ここで、英語ガイドとして働いたら、需要があるかも!」って思っちゃいました。 老夫婦の話では、タクシーだと、空港から市街地まで50ユーロと言われたそうです。ちなみに、バスの料金は、大人1人、3ユーロ10セントでした。 でも、このバス、日曜日には、すごく本数が少なくなるので、気をつけてください。 トリエステの市街地までは、バスで1時間ほど。終点(中央ターミナル)で降ります。私たちは、まず、切符売り場に行き、翌日のコペル行きのバスを探しましたが、日曜日は1本もない、と言われました。月曜日から土曜日までなら、1日に数本運行しています。バス中央ターミナルの横は、鉄道の駅ですが、コペルへは電車ではいけません、ここからは、ベニス方面への電車が出ています。 とりあえず、ホテルにチェックインし、まずは、フロントで、翌日のコペル行きのタクシーを頼んでもらいました。それから、少し休んでから、市街地を観光。 ローマ時代の建造物などが主な見所になるのだけど、そういう観光名所より、お店のショーウィンドーばかりに目が行ってしまって、「やっぱりイタリアってセンスいいわねー」ってため息。ドイツの田舎に住んでいると、こういう空気だけで、ワクワクしてしまいます。 でも、ちょっと外れると、安っぽい衣類や雑貨を売っている中国人の経営している店がやたらに目に付き、変な町だなーって印象を強く持ちました。だって、その数が、5-6軒どころじゃないんだもの。なんで、同じような店を?なぜ、中国人がこんなに多いの?って本当に不思議。 翌日は、午後4時にタクシーにホテルまできてもらうことにしていたので、かなり時間があり、また町をブラブラ。港に小さな水族館があり、惠子と賢浩はそこに2時間ほどいました。デジカメで魚の写真を撮りまくり。これから旅行がはじまるというのに、すでにメモリーがそれでいっぱいになってしまったというおばかな事態になってしまいました。でも、本人達はそれで満足していたようなので、ま、いいか。 ホテルのフロントには、親子5人といっておいたのに、ホテルに迎えに来てくれたタクシーの運転手さんが、私たちを見て、「5人もいるんですか?この車では乗りきれない。」と言い出しました。「赤ちゃんをひざに乗せるのは、イタリアではいいかもしれないが、スロベニアでは問題になるかもしれない。港には警察もいるので、見つかると、トラブルになる。」と言われたのですが、大きな車はすぐに手配できないので、港の手前で降りますから、と言って、そのまま行ってもらうことにしました。料金は、あらかじめ50ユーロと言われていました。 トリエスタとコペルは、国は違いますが、隣町の感覚です。車で30分もかかりません。スロベニアはEUに加盟してますし、今年から国境沿いの検問がなくなったので、何の問題もなく国境を越えることができます。ちなみに、スロベニアの通貨もユーロです。 港の手前で降りることもなく、問題なく港に着きました。いよいよ乗船開始です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月01日 23時45分12秒
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