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カテゴリ:ヴァイオリン
昨日は、惠子のバイオリンのクラスの発表会だった。 発表会といっても、大げさなものではなく、普段レッスンを行っている教室で年に2回ある。惠子の先生は、隣町の音楽学校の先生で、週に1回、火曜日だけ、わが町の分校に来て教えている。先生にこの分校で習っている生徒だけの発表会なので、全部で9人のとてもこじんまりとしたもの。(でも、よく考えたら、先生は、半日で9人も教えているのは驚異的・・・。) 小さい子からはじめるのだが、小さいといっても、8歳ぐらい。日本のように、幼稚園児がバイオリンを弾いている姿など、ドイツで見たことがない。 惠子は、中堅どころ・・かな? いつも、発表会になると、必ずRossini のWilhelm Tell を弾く子がいる。習い始めて1年目の子の定番って感じがする。あと、よく聞くのは、Riedling の Concerto h-moll (Allerro moderato)。 昨日も、4年生ぐらいの子が弾いていた。 この曲、惠子も小3の時に練習していた。習い始めてから1年半たった時で、それまでは、短い曲しか弾いたことがなく、まだ早すぎるのではないかな?と思ったのだけど、まあ、それなりにこなしていた。聴き栄え(こういう言い回しがあるのかどうかしらないけど・・)がする割には、技術的には難しくない曲なのかもしれない。バイオリンのことはよくわからないけど、この曲、本当にどこでもよく聞く。ドイツでは、初級から中級に向かう子の定番の曲なのかもしれない。 惠子の同級生も同じ先生に習っていて、いつも発表会では、まとめて紹介される。David君というのだけど、デカプリオ似の二枚目。でも、性格は、賢浩みたいで、ふざけた感じの男の子。なのに、すごくバイオリンが上手で、惠子といつも比べてしまう。昨日弾いた曲は、Elgar の Salut d'amour 。 先生が、「こんな若い男の子が、こんなにロマンチックに弾くなんて、驚きますよ。 私はこんな子、初めてです。」と紹介していた。 本当にその通り、うっとりして聞いてしまった。 ルックスもいいし、目をつぶって聞いても、目を開けて聞いても素敵だった。 しかし、発表会の後、David君と彼の弟と賢浩は、ゲップで誰がABCを上手く出せるか・・なんて競い合っていて、幻滅・・・・。 惠子は、Dvorak の Sonatine G-dur (Allegro risoluto) を弾いた。いつも家で弾いているのを聞いていて、単調でつまらない曲だと思っていたが、伴奏が付くと、素敵に聞こえる。でも、演奏がDavid君の直後で、ちょっとインパクトにかけたかな。 惠子の楽器が、David君のに比べて、安物である・・というのも、音の差になったと思う。いまの楽器は、学校からレンタルしている、SUZUKIの生徒用のもの。 もう少しいいものを使わせてあげたいなーと思い、先生に相談したら、4分の3は、このままでいきましょう、ということになった。惠子は、手が大きいのだが、腕が短いので、4分の4には、まだ早すぎるといわれた。とりあえず、夏休み明けに、もう一度話し合いましょう、ということにった。4分の4を買うときは、先生と一緒に工房に行き、いくつか選んで、週末家で弾き比べて選ぶので、個人で勝手に買わないようにと言われた。 発表会の後は、いつも、いい楽器をもたせてやりたい・・と思う。でも、その前に、もっと練習して欲しい! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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