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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
先週の日曜日、地元の音楽学校のイベントで、「Musik Safari」があった。 この音楽学校は、惠子がバイオリンを習っている音楽学校とは別で、3-4年前に創立された。普段の練習は、ギムナジウムの教室を間借りしている。このイベントも、ギムナジウムで行われた。 まず、1回の玄関ホールで、楽器の紹介がてら音楽学校の生徒によるコンサート。賢浩のクラスメートも、2人、リコーダーとピアノの演奏で出演していた。リコーダーでは、4歳児が演奏。また、チェロでも、一番小さいサイズの8分の1よりも一回り体が小さい子供(あきらかに幼稚園児)が上手に演奏していたのでびっくり。ドイツでは、幼児が楽器を演奏する(楽器を習っている)というのは極めて珍しいこと。また、小1の女の子がトランペットを演奏したのだが、トランペットには、弦楽器のように子供用というのがないので、彼女は、ポケット・トランペットと呼ばれる小型トランペットで演奏していた。 そのあと、各教室で、それぞれの楽器を実際に吹いたり弾いたりさせてもらえた。スタンプラリーのようになっていて、自分が演奏させてもらった楽器の絵のところにシールを貼ってもらい、全部の楽器を試した子は、最後にプレゼントがもらえることになっていた。だから、自分の興味のない楽器でも、とりあえず試してみよう、とどの子も頑張る。なかなかいいアイデアだと思った。 賢浩は、友達と偶然会い、その子と一緒に各教室を回った。エレキギターやドラムもやらせてもらえた。私は個人的に、賢浩にはトランペットを勧めたいと思っていて、先生に相談したら、8歳児なら、通常サイズのトランペットで大丈夫だと言われた。口につけるので、マウスピースは自分のものを買ったほうがいいが、楽器はまずは学校から借りることもできる、と言われた。よくスーパーの広告で、楽器の安売りがあり、トランペットなども、1万円ぐらいで売り出されていることがあるのだが、そういう楽器は、絶対に買わないで下さい!と念を押された。スーパーで売り出されるような楽器は、どうしようもないほど質が悪いのだそうだ。5-6万円前後のスクール用からはじめると良い、とアドバイスされた。 夫は、賢浩にピアノを習わせたがっている。ピアノの先生に聞いたら、やはり、ピアノを習うからには、自宅にピアノは必要で、キーボードとはタッチが違うので、キーボードでは代わりにならない、と言われた。 賢浩本人は、「ドラムがCOOLだった。僕、ドラムを習いたーい!」 ドラムは、男の子に訴えるものがあるようで、最初のコンサートでも、10人編成のバンドで、ドラムを叩いている男の子がなんと3人もいた! 私としては、賢浩にいろいろな楽器を真剣に試してもらい、先生にもいろいろな話を聞きたかったのに、賢浩は、友達と遊んでばかりで、楽器は、シールをもらうためだけに、ちょっと試すだけ。他の子は、さっさといろいろな楽器を試し終わって家に帰っているのに・・・。結局は賢浩たちは、2時間半もかかり、一番最後になってしまい、景品の数が足りずにもらえなかったというおバカな結末になった。 賢浩に楽器を習わせたいと何年も前から思っているのだが、本人の希望がコロコロ変わり、また、こんな小さい田舎町なのに、4つも音楽学校があるそうで、どこの学校がいいのかも迷う。それに、習わせたところで、一生懸命練習するとも思えず、それも決断を鈍らせている。しかし、もうすぐで賢浩も3年生。このまま何もしなかったら、一生、音楽の基礎がないままで終わってしまう。(ドイツでは、学校の音楽教育には期待できない。音楽は、お金を払って個人的に習うものである) というわけで、日曜日も、たいした収穫もなく、 私はあちこち走り回るニコちゃんをおいかけまわすのに疲れて帰ってきただけだった。本当に賢浩に投資するのは時間とお金の無駄! ところで、音楽学校が4つもあるので、生徒の確保でどの音楽学校も大変なのかもしれない。置いてあったパンフレットを見ると、赤ちゃん用のプログラムも用意されていた。0歳児から1歳半、1歳半から3歳、4歳から6歳、と3段階に分かれていた。これらのコースは、親と一緒に参加するのだけど、0歳から通う子っているのかしら? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月16日 15時41分20秒
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