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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
10月にしてはとても暖かい。
紅葉も見事で気持ちのいい天気が続いている。 仕事がすごく忙しい。1日が30時間ぐらいあって、1日15時間ぐらい働けたらいいのに・・と思う。 しかし朝はニコちゃんの学校が始まる時間に合わせ30分出勤時間をおくらせてもらっていて、その分昼休みを短縮している。帰りもにこちゃんが家で一人でいることを考えるとほとんど残業はできない。いつも気づくとあっという間に時間が過ぎている。 私が最初にこの事務所に面接に来た時、受付の人が「こんにちは」と日本語であいさつしてくれた。その気遣いに感動した。彼女はこの事務所を取り仕切っているような人なのだが、その彼女が12月付で退職すると知ってびっくりした。私たちの事務所は3か月前までに退職届を出すことになっている。今年に入っての退職者はこれで6人目。20人そこそこの事務所で6人が退職ってどういうことなんだろう? 今年に入って4人が入社したが一人は研修生、あとの3人は私と同じ職業訓練校出身で資格試験をとったばかりのほぼ経験ゼロの人たち。しかも4人ともロシア語が母国語。彼らは不自由なくドイツ語を駆使するけど、声が大きくて私語が多くて抜け目ないところが一緒に仕事をしていてイライラする。去年までの環境のほうがよかったなーと懐かしく思う。 仕事内容に不服はないが、ロシア4人組がつるんでいるとムカムカする。 家ではにこちゃんの宿題を見るのに忍耐を使う。 さらに来週からは日本からお客さんが来て2週間我が家に泊まる。 それもストレスになっている。 にこちゃんに「ストレスがたまるって言っているのに、なんでお客さんをうちに呼ぶの?」と聞かれた。まさしく正論。 去年会社に入ったばかりの時に、私の教育係(?)のNさんに、事務所のクライアント男性Aさんが日本人と結婚するのだが、Aさんの彼女はドイツ語ができないので、来週役所で行われる結婚式に通訳を連れて行かないといけないのだができる人はいないか?と相談された。平日の昼間だったのだが、Nさんが「私が社長に話しておくから大丈夫よ。」と言ってくれて、仕事を2時間ほど抜けて通訳をした。初めての経験で、事前準備をしっかりしたかったのに、新婦の名前さえこちらから聞くまで教えてもらえないし、場所はどこかと聞いてもWebアドレスを送ってくるだけ。どこに駐車できますかと聞いても路上にできるという返事だし、とにかくこちらから質問しないと情報がもらえなかった。Aさん彼女からラインの申請が来てOKしたのに、ほぼやり取りなし。前日に確認のLineを送ったら「そういえば式場が変更になりました」と住所が送られて来た。「どうやっていけばいいですか?」と聞いたら「私たちも行ったことがないのでわかりません。」と返事が来た。Aさんと彼女が住んでいる町の中の建物なのに事前に行って確かめるという発想は浮かばなかったのだろうか?式場が変更になったことをすぐに連絡してもらえなかったことにも驚きだった。「初めての通訳なので事前準備を万端にしたい。」と言っても「大したことはないらしいですよ。簡単なことだって彼(Aさん)が言ってました」と軽くあしらわれた。とにかく私には異次元の世界の人たちだった。Aさん彼女は10代ではなく30代なのにこの非常識さ。それとも今の30代ってこんな感じなのか? 式は無事終わったが、金輪際かかわりたくないと思ったので、Lineをブロックした。 というわけで1年近くAさん夫婦とは交流がなかったのだが、先日久々にAさんからメールが来た。 Aさんの会社のクライアントが日本人研修生を受け入れるので、ホームステイ先となる日本人家庭を探している、という内容だった。 「フルタイムで働いているので、面倒を見る時間がありません」と断った。 しかし「研修生も日中は会社で研修しているので寝る場所の提供と朝食夕食を共にしてくれればいいだけです。」と食い下がられた。そもそもAさんの奥さんだって日本人なのだから自分の家に泊めればいいのに、と思ったが、事情があってできないから私に聞いたのだろう。理由をきくのは無粋なような気がしたので聞かなかった。 「研修生もホテルのほうが気楽でいいのではないですか?」と伝えたのが「私のクライアントは特別なおもてなしがしたいそうで、ホテルに送り迎えするだけでは味気ないと考えているようだ。」と説明された。 その後Aさんのクライアントと直接連絡をとることになり、夫がお断りのメールをしたのだが、紆余曲折の末引き受けることになった。 私がもらった情報は研修生の名前と彼のお父さんの会社のホームページアドレスと到着および出発日だけ。 9月の半ばに受け入れを了承したのだが、それ以降連絡がなく、もしかしてやっぱり他人の家に泊まるのは気詰まりと先方が断ったのではないかと推測していた。でも気になったので昨日「研修生は本当にうちに泊まるのでしょうか?」と聞いたら「お願いします。月曜日は何時に家に連れて行ったらいいですか?」と聞かれた。私から連絡しなかったらどうしていたんだろうと思う。ちょっと私には信じられない。 私はAさんやAさんの彼女の態度がとても人に何かを頼む姿勢ではないと感じ、非常に腹立たしく思ったのだが、もしかして普通のことだったのだろうか? 「忖度」という言葉がドイツには存在しないのだなーと思った。 私が職場のロシア人4人組にイライラするのも、新人なのに新人らしからぬ態度のでかさが私の「常識」からはみ出ているからなのだろう。 2週間無事乗り切れますように! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年10月13日 15時27分02秒
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