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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
学校の先生が、ラテン語のよくできる生徒に夏休み中に惠子の家庭教師をするように頼んでくれた。それで、昨日の昼過ぎ、その生徒(たぶん16-17歳ぐらい)から電話があった。惠子が出たのだが、夫と話したいと言われたそうだ。きっと、先生から、お母さんはあまりドイツ語が話せない・・と聞いていたのだろう。私は家にいたのに、私には用はないらしい。その方がありがたいけど、でも、やっぱり最初から話し相手の対象とみなされていないのは、ちょっと悔しい。 夜、夫が電話をしたのだが、「こっちが名乗っても、うんともすんとも言わないで、反応が鈍い子だったよ。」と感想を漏らしていた。今時の高校生の男の子って、無愛想なのがふつうなのかもしれない。 今週の水曜日の午後1時に家に来てくれ、と言われたそうだ。夫は、約束を取り付けただけで電話を切ろうとしていたので、横から、「住所を聞け」「何時までなのか」「料金は?」と質問事項を伝えた。彼の家は、うちの近所で、時間は、惠子のやる気次第、と言われた。夫は、「私たちがお金を払う必要はないですよね。」なんて相手に確認していたので、仰天した。相手からは、「1時間につき5ユーロ(830円ぐらい)」と言われたそうだ。あとで、「バイト料を払うにきまっているじゃないか!」と夫をたしなめたら、「えー、学校が払ってくれるのかと思っていたよ。だって、学校が飛び級させようって決めたんでしょ。そのサポートをするのは当然じゃない?」と言う。そんな思考をする人がいるなんてあきれてしまった。 家庭教師の相場を知らなかったのだが、高校生のバイトであれば、5ユーロというのが一般的なのかな?よく、「べビーシッターします」という14-15歳ぐらいの女の子の張り紙を見るのだが、時給の相場は、やはり1時間5ユーロだそうだ。家庭教師は、ベビーシッターよりも高いのかと思っていたが、ある意味、「ベビーシッター」することと同じなのかもしれない。 ドイツでバイトをしたことがないので、相場をよく知らないのだが、友達の話に寄ると、バーガーキングなどは、時給6.5ユーロ。(参考までに、バーガーセットの値段は、だいだい4.9ユーロ-5.9ユーロぐらい) 友人のお嬢さんは、ドラッグストアでバイトをしているのだが、時給8.5ユーロで、その手のバイトのなかでは、時給はいいそうだ。 そのほか、手軽な小遣い稼ぎとして、「広告くばり」というのもある。日本では、宅配新聞に広告が挟まれているが、ドイツでは、新聞を配達してもらっている家庭は多くない。スーパーなどのチラシは、学生や主婦のバイトが、各戸の郵便受けに入れてまわる。これは、時給ではなくて、日本の新聞配達と一緒で、何件とか何枚という基準なのだろう。たまに、「xxxという広告が、毎週届いていますか?」という調査にくることがある。学生のバイトが、本当にきちんと配達しているか、確認しているのだろう。 我が家は1軒家だから、広告は1部で間に合うのに、夫と私の名前(名字が違う)を併記しているせいか、いつも2部づつ郵便受けに入っている。この前なんか、なんと25部も入っていた。さっさと処分したかったのだろうけど、広告25部はひどすぎる。よっぽど、業者に電話して、文句を言おうかと思ったが、面倒なのでやめた。 隣に住むミリアムのお兄さんは、今年アビトゥア(高校卒業試験)を終え、この夏休みは、地元の大手企業で、研修生としてバイトをするそうだ。夏休み中は、フルタイムで働くのだが、給料はお小遣い程度しかでないのだそうだ。具体的に幾らなのかは知らないが、企業にとっては、安上がりの労働力になっているようだ。 夏休み中に、小遣い稼ぎのために働く生徒は多いのだが、昨日のテレビ番組で、「親が生活保護を受けていると、子供の稼ぎも家庭の収入とみなされ、子供の稼ぎが一部差し引かれる。これでは、子供の働く意欲を喪失させる。」というようなテーマが話し合われていた。 うちの子供たちには、バイトなんてまだまだ先の話だけど、夏休み中、毎日子供のプログラムを考えるよりも、勝手にバイトしてくれるようになったらどんなに楽か・・なんて思ってしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月29日 14時47分29秒
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