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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
賢浩は、昨日は家に帰ってくるなり、「B君は1回目の接種をしたけど、2回目はしないんだって。だって、B君のママが、2回目のワクチンを打って、死んじゃったって子がいるってニュースをみたから、2回目はしちゃだめって言ったんだって。僕も死にたくないから2回目は打ちたくないよ。ニコちゃんにもしちゃだめだよ。」などという不吉なことを言い出した。まったく、毎日毎日いろいろな事を言い出す子だなー。昨日は、賢浩の学校でも、第一号の新型インフルエンザ感染者がでたというお知らせも持って帰ってきた。
恵子は、学校で、新型ワクチンを接種したと言ったら、友達から「Bist du verrueckt?」(気でも狂ったの?)と言われたそうで、少し落ち込んでいたようだった。 何が問題かというと、新型インフルエンザワクチンの中には「MF-59アジュバント」と言う物質が入っていて、これが不妊症や湾岸戦争症候群を引き起こすのではないかといわれているからだ。アジュバントという物質は、もともとは動物の不妊に使われている薬で、人間にはどういう作用があるか未知数らしい。今頃こんなことに気づくなんて遅いよなー、私って・・。今まで予防接種をするという考えがまったくなくて、急に賢浩にせかされて決めたことだったから、まったく情報に疎かった。なんだかどっと落ち込む。 保健相は新聞のインタビューで、「僕も、来週接種を受ける予定でいますよ。湾岸戦争症候群との関係を危惧する論調があるけど、1997年以降4000万人以上の予防接種に対し、今まで顕著な副作用は報告されていない。」と語っていた。だから、少し安心していたのだけど、今日友人に、「政治や軍人は、アジュバンドのはいっていない予防接種をして、一般市民は、アジュバンド入りの予防接種をすることになったので、ドイツで問題になっていたのよ。」と教えてもらい、再びショック。そんなニュースも私は知らなかった。もし子供になんかあったら、どう責任を取ればよいのだろう・・・。 でも、もう後には戻れない。子供たちが重症になる可能性がなくなったことで、ありがたいと思うようにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月19日 01時12分12秒
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