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カテゴリ:ヴァイオリン
来週の土曜日、地元で小さな音楽コンクールがあり、バイオリンのソロ部門に恵子が出る。1996年、1997年生まれの子のグループで、参加者は14人だそうだ。毎年、バイオリンソロは出場者が多いらしい。
ピアノの伴奏は、同じ音楽学校のピアノの先生が引き受けて下さることになった。恵子のバイオリンの先生は、ピアノも上手で、大概は先生が伴奏もしてくださるのだが、「ゲンツマーがうまくできない」ということで、本職の方に頼んでくれたのだ。音楽学校に通っている利点は、伴奏者を自分で探さなくてもいいというところなのかもしれない。 先週、初めて、ピアノの先生の伴奏にあわせての練習があった。恵子が弾く曲は、ハイドン、パガニーニ、ゲンツマーの3曲。ゲンツマーは現代音楽で、恵子は初めてチャレンジ。ものすごくリズムを取るのが難しく、また曲自体も「つまらない」(本人談)ので、嫌いだと言っていた。ピアノに合わせるものすごく難しくて、先生に注意されてばかりだったそうだ。 冬休みに入ってから、コンクールに向けての特別レッスン(?)が始まり、火曜日のレッスンでは、6時05分から7時半までみっちりしごいてもらっている。でも、火曜日は、学校も7時半から5時35分まであるので、クタクタになって家に帰ってくる。先週は金曜日も1時間ほどレッスンをつけてくださった。そのため、恵子はバスで30分かけて、音楽学校の本校まで出かけた。バスに一人で乗せるのは、私のほうがドキドキしてしまい、バス停まで見送りに行った。昼間だったらいいのだけど、夕方6時だともう暗いので、ちょっと心配だった。向こうのバス停から、音楽学校まで10分ぐらい歩くのだけど、先生がわざわざお迎えに来てくださったそうだ。 本当にやさしい先生で、恵子もすごく慕っている。先生も、恵子を教えることができるのは、喜びである、と言ってくださり、ありがたく思っている。 こんな素敵な先生なのに、ご主人のお仕事の関係で、夏にベルリンに引っ越されてしまうそうだ。その話をきいて、恵子よりも私がショック。 恵子には、「先生もいなくなってしまうのなら、この機会に、バイオリンのレッスンをやめてもいいよ。」と言ってみた。やはり学年があがるにつれ、授業との兼ね合いで、習い事を真剣に続けるのは難しくなっていくなーと感じていたからだ。それに、オーケストラもやっているから、バイオリンと無縁になるわけでもないし・・・。 ところが、「なんで、やめないといけないの? 先生が変わるだけでしょ? 習い続けたいよ。」ときっぱり言われた。先生が好きだから続けているのかと思っていたけど、バイオリンそのものが好きだったのか・・・。なんだか、ちょっと新鮮な驚きだった。 そのくせ、家ではあまり練習していないように思う。「あれー、もうバイオリンの練習、終わりなの? ずいぶん短いねー。」というと、「違うよ、ちょっと休憩しているの。」というけど、休憩時間がすごく長い。バイオリンよりも、キーボードを弾いている時間のほうが長い。「本当にバイオリン、好きなの?」とやはり思ってしまう。 先生の話では、恵子はいい線、いくのではないか?ということだった。教室の発表会では、恵子が一番年上だから、一番上手にできて当然。でも、今回は、恵子と同じような年の子達が集まり、競いあう。恵子にとり、初めての経験だが、自分がどの程度なのかということがわかるので、いいことだと思う。恵子の発表を聞くのも楽しみだけど、他の子供の演奏を聴くのもすごく楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月24日 23時19分56秒
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