|
テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:老人介護士への道
職業訓練校から手紙が来た。
普通サイズの封筒。やけに軽い。 ドイツの場合、「不採用」の場合、履歴書一式が送り返されてくるので、A4サイズの封筒で中身も厚い。普通サイズの封筒に薄い中身ということは、「選考に時間がかかるので結果をもう少しお持ちください。」などということが多い。 私に来た手紙は、A4用紙1枚にたった4行だけ。 「実習先が決まったら、学校に受け入れます。」というような内容だった。学校側は席は用意するけれども、その前に自分で実習先を見つけろ。ということ。 3月に地元の老人ホームで1週間の実習を受けるが、その結果でAusbildungが受けられるかどうか決まるということだ。なんだか、結果がどんどん先送りにされていくようで、落ち着かない。 ところで、ニコちゃんの幼稚園のその後の様子。 先週の金曜日は、9時過ぎに連れて行った。 Frauハーガが、「グーテン モーゲン、ニコ!」といってくれたのに、ニコちゃんは、もじもじ・・・。金曜日は、第3の先生も教室にいた。第3の先生が、「ハロー、ニコ」といってニコちゃんの手を握ろうとしたら、ニコちゃんは、「ナイン(Nein)!」といって手をふりほどいて、Frauハーガにしがみついた。 Frauハーガに、「今日は11時に迎えに来てもいいですか?」と聞いたら、「やっぱり10時半にしましょう。」と言われた。また1時間半か・・・。 ニコちゃんは、この日も全然泣かなかったようだ。帰るとき、Frauハーガが、「聞いていると思うけど、月曜日は、私も園長先生もいません。」と言った。 「ニコは来ないほうがいいですよね。」と私が先回りして言ったら、第3の先生が、「私ともう一人の先生が月曜日に来ます。ニコはだいぶ私にも慣れてきてくれたから、月曜日は来ても大丈夫ですよ。判断はそちらにお任せします。」と言った。 それで、今日の朝、ニコちゃんを連れて行くか行かないかで迷ったのだけど、幼稚園に行くことを習慣にさせたほうがいいと思い、1時間だけでも預けてこよう、と思った。ニコちゃんは、行くのを嫌がったけど、「恵ちゃんと賢ちゃんは学校でお勉強しているよ。ニコちゃんも幼稚園でお勉強しようよ。」といったら、幼稚園に行くのに同意してくれた。それでも、幼稚園の近くに来たら、幼稚園いや!とまた言い出した。 「あれ、お勉強したくないの?」と聞いたら、「ニコ、おべんきょうしたい!」と言って、また幼稚園に向かって歩き始めた。 ドイツの幼稚園ではほとんど勉強なんて教えない。でも、机に向かって何かをすることがニコちゃんにとってはお勉強。おうちでも、「おべんきょうしたーい!」とよく言う。一度でいいから、このセリフ、賢浩の口から聞いてみたい。 幼稚園に着いたら、ニコちゃんが「トイレ」というので、連れて行ったら、なんとすでにお漏らしをしていた。予備に持って行かせていたパンツに履き替えさせた。 第3の先生は、「まあ、ニコ、来てくれたのね。うれしいわー。」と大げさに歓迎してくれた。連れて行ったのは9時半だったので、「お迎えは11時ごろでいいですか?」と聞いてみた。すると、「それは半端な時間ね。お迎えは11時30分から12時までと決まっているから、その間にしてください。」と言われた。長く滞在させてもらえるのはうれしいのだけど、お漏らしの心配(予備のパンツをすでに使ってしまった)もあり、11時半に迎えに行った。 そしたら、教室で、先生の横に座って、集中して工作(?)していた。私が近くまでいっても、先生に言われるまで気づかなかったし、私の顔をみても作業を中断せず、座ったままだった。 先生に、「これは、棚においておいて、明日また続きをしようね。」と言われたのに、やめる気配なし。結局、最後まで、というか、自分の気がすむまで作業して、ようやく帰る気になってくれた。 先生の話によると、今日も泣きもせず、いい子にしていたそうだ。もう一人の先生のお膝にも嫌がらずにおとなしく座っていた、と言っていた。 今日のニコちゃん、幼稚園滞在時間は2時間。 この調子、この調子! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[老人介護士への道] カテゴリの最新記事
|