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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
5月1日は、祝日で、ドイツやそのほかの国では、ハイキングに出かける人が多いそうだ。しかし、私は、先週末は天気も良くなかったので、全く家の外に出なかった。5月1日は、それほど雨が降らなかったけど、昨日は土砂降り。気温も一気に下がった感じ。先週、衣替えをして、冬物を片付けたばかりなのに・・・・。
今朝、ニコちゃんを幼稚園に送り届けるため家を出たら、玄関先の植木のあちこちに、トイレットパーパーが巻きつけられていた。それも、昨日の大雨でべっちょり張り付いて、どうやって取り除いていいのかわからない状況になっていた。幼稚園に行く道すがらも、道路のあちこちにトイレットペーパーが張り付いていて、汚らしかった。 4月30日から5月1日かけては、魔女の集会の夜(Walpurgisnacht ヴァルプルギスナハト)と呼ばれ、夜の間は、どんな悪戯をしても許される、という習慣がドイツにある、と知ったのは、ほんの2-3年前の話。でも、今朝、その悲惨な状況を見るまで、そんなことなどすっかり忘れていた。晴れていれば問題はなかったのだけど、水分を大量に含んだトイレットパーパーって始末が悪い。5月1日に外に出ていればこんなことにはならなかったのに、悔やまれる。ご近所の家では、たぶん5月1日の朝に取り除いていたのだろう。我が家が一番悲惨になっていた。恥ずかしい・・・。 しかし、この習慣、やっぱり私には馴染めない。笑って済ませることができない。悪戯の後始末はされた側がすることになる。それが私には納得できない。是非、自分の身内、もしくは、友達の輪の中で行って、関係ない人を巻き込まないで欲しい。 ところで、先週の金曜日、恵子のラテン語の授業で、グループに分かれて劇をした。恵子は、友達がセリフにつっかえた時に手助けできるようにと、自分のセリフだけでなく、劇全部を暗記していた。 ところが、セリフを暗記していた子なんて、ほんの2-3人だったそうだ。みんな、小さな紙や手のひらにセリフを書いて、見ながらしゃべっていたらしい。一人の男の子は、両腕と手のひらにセリフを書いてきていて、しゃべる段階になり、「あれ、どのセリフだったけ?どこに書いたかな?」と探しまくって、みんな大爆笑だったとか・・・。セリフを暗記している子も、棒読み状態。あんちょこを使っている人はもっとひどくて、自分のセリフをどこで話すのかわからないから、一番前に座っていた恵子が、みんなにキュー出しをする係りになったそうだ。でも、間違ってセリフを書き写したのか、間違って読んでいるのか、間違いだらけだった・・・と恵子はため息をついていた。 先生は、「この劇がコメディーでよかった・・」という感想だけを述べたそうだ。 でも、考えてみたら、ラテン語なんて、音声として聞くことなんてないから、発音とか抑揚がわかならくても仕方ないと思う。外国語、それもラテン語で劇をするなんて、すごく難しいことなのだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月03日 16時01分11秒
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