ドイツでマルチリンガルを育てる

今年の１０月から、老人介護士としての職業訓練を受けたいと思い、去年の１０月ごろから準備を始めた。１１月末に学校へ応募し、１２月上旬に研修先として老人ホームに履歴書を送った。
その２週間後に老人ホームの院長から電話があり、３月に１週間実習をさせてもらえることになった。
１月には、学校で面接があり、１月末には、すでに学校側から、研修先が決まれば入学を許可するという知らせを受け取った。
学校での面接は、ふるい落とすためではなく、確認のためという感じで、もっぱら校長先生の話を聞いていただけだった。

と順調だったのはここまで。

地元の老人ホームで３月に１週間実習をする前に、院長との面談（？）があり、「職業訓練を受ける前に、（無償で）最低でも２週間の実習をしてもらわなければなりません。まず、１週間してもらって、その後、もう１度実習をしてもらうことになりますが、職業訓練は１０月からでまだまだ先の話なので、とりあえず最初の実習を終えてから、その後のことは決めましょう。」というようなことを言われた。

それで、３月に実習を終えた後、次の日程を決めてもらおうと、２度メールを送ったが、返事は来なかった。
２週間前に、意を決して電話をしたら、院長は研修中で、５月１０日に戻ってくると言われた。２週間以上不在だったので、仕事がたまっているかもしれないなー、電話を掛けてもいいものか・・とすごく迷ったけど、昨日、思い切って昼前に電話してみた。
案の定、いらだたしいそうな対応をされた。

それでもめげずに、もう一度実習をさせてもらえるか聞いてみた。「はい」「いいえ」という答えを期待していたが、院長の返事は、ものすごく長くて早口だったので、あまり理解できなかった。しかし、もう１度ゆっくり言ってください、と頼んだら、それだけでアウトのような気がしたので、聞き返すことは出なかった。
「応募者が１５人いるので面接で決めます。」ということはなんとなくわかった。でも、詳しい内容や日時が聞き取れなかった。

「実習先は、ここしか応募していないので、結果を速く知りたいのですが、いつごろわかりますか・・」と聞いたら、
「だから、面接通知を待っていてください。面接は２８日ということしか決まっていません。」といらだたしそうに言われた。２８日というのが、５月なのか６月なのかわからなかったのだけど、それ以上食い下がることはできず、電話を切った。

「応募者多数のため面接で決める」と一言、メールや手紙で知らせてくれても良かったのに・・・・。

こんどこそ、ふるい落とすための面接。自信がないし、院長先生の対応に、情熱もやる気もなくなってきた。何が何でも頑張ろうという気持ちがしぼんできてしまった。せっかく貸してもらった参考書も全然読んでいない。
これではいけない、と思うのだけど、心が奮い立たない。