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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
仲の良い日本人の友達Aさんから、グリルパーティーのお誘いを受けた。
と言っても、Aさんが主催ではなく、彼女のドイツ語コースの元クラスメートCさんの奥さんが主催者。Aさんは、その日は近所の人の50歳の誕生会に呼ばれていていけないけど、元クラスメートはアメリカ人で、私の夫と英語で話せるし、彼の奥さんは、とてもいい人だし、たくさんの人が来るはずだから、いろいろな人と知り合いになれるチャンスだよという気配りで声をかけてくれたのだ。 Aさんいわく、はがきで招待状が来たのだけど、それには「友達も是非誘ってきてください。」と書いてあったので、歓迎されるはずだ、とのことだった。それに、共通の友人のタイ人のJさんも友達を連れて行くといってよ、と教えてくれた。 一応、Cさんの奥さんに電話をして、5人も押しかけてよろしいでしょうか?と確認したら、問題ないですよーと言ってくれた。本当にフレンドリーな人だった。 5人も押しかけるので、私は巻き寿司やサラダやつまめるものを作って、ワインや飲み物たくさん持っていった。 しかし、そこに待っていたのは、主催者のC夫人と見知らぬドイツ人、それからタイ人のJさんとJさんの友達(彼女もタイ人)。あまりの少人数にびっくり。そのうち、C夫人と友達家族とC夫人の妹、C夫人の母親も現れた。 机の上には、いろいろなキャンドルが陳列されていて、カタログもおいてあった。 この時点で、嫌な予感がしていたのだけど、やはり予感的中。 今日の集いの目的は、グリルではなく、キャンドルの紹介販売だった。 結局、1時間以上キャンドルの説明を受け、その後申し込み用紙とカタログが配られた。 ロウソク1本が5000円とか、ガラスのロウソクたてが1万円とか、そんな値段のものばかりで、ぶっ飛びそうになった。ドイツ人ってキャンドルが大好きだけど、我が家では全く使わない。それにガラスのデコレーションなんていつ子供に壊されるかわかないから、怖くて飾れない。C夫人をはじめとするドイツ人たちは、いろいろと買っていたようだが、私たちアジア人3人は顔を見合わせて「・・・・」。 Jさんに、「今日は、ホームパーティー形式の販売って知ってました?」って聞いたら、「うん、だって招待状来たもの。Aさんはあなたにそう説明しなかったの?」って逆に聞かれた。「Aさんは知らなかったと思うよ。グリルパーティーとしか聞いてないよ。」といったら、「招待状を見れば、わかるはずなのに」と招待状を見せてくれた。表にいろいろなキャンドルの写真があり、「XXXX(会社名) Vorstellung」と右下に書いてあった。Vorstellungというのは、紹介と言う意味。ダイレクトに「キャンドルの紹介販売をします」と書いてあるわけではないのだけど、普通、表に写真とVorstellungという言葉があって、裏に、「招待状」とかいてあり、日時が記載してあったら、ホームパーティー販売だと気づく、といわれた。不幸なことに、Aさんはそのことに気づかなかったのだろう。 私はまったく何もAさんから紹介販売のことを聞いていなかったけど、Aさんも同じ招待状をもらっているはずだから、主催者側は、私がキャンドルに興味があるから、来た、と勘違いしたはずだ。 結局何も買わなかったのだけど、すごく気まずかった。 それに、おしゃべりやグリルを楽しみに行ったのに、説明中は私語なんてできないし、グリルと言っても、小指サイズのソーセージ2本に安いパンのホットドックだった。アルコールも一切なし。 おつまみのようなものを持っていたのだけど、ちょうどタイ人の2人が座っている前においてあったので、彼女達が「おいしい、おいしい、」と食べつくしてしまって、なんだか、何のために一生懸命用意したのか?と思ってしまった。 ほんとにがっかりでつまらない会だった。恵子も、「つまんなかった」と文句をたれるし、ニコちゃんも途中で帰りたがるし、・・・。でも、夫だけが、アメリカ人のCさんと意気投合してずーっと話し込んでいた。 たしかに、C夫人はいい人だったけど、行って損した、と正直思った。 C夫人には、こういう主旨の会だとは知らなかった、と伝えたけど、後味の悪い思いだけが残った。パーティーの主催者はキックバックがもらえるわけだけから、やっぱり買って欲しいと思うはずだ。でも、私はパーティー形式販売って馴染めない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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