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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
最近、鏡を見るたびに、頭頂付近に一本ある白髪が気になっていた。自分では抜くことができなくて、昨日、賢浩に毛抜きで抜いてくれるように頼んだ。そしたら、「ママ、一本だけじゃないよ。すごくいっぱいあるよ。ママもババアになったなー。」と言われ、思わず苦笑い。
賢浩に点検してもらって、白髪を全部抜いてもらったら、たぶん50本近くあったのではないだろうか。ちょっとショックだった。 私は、髪の毛がすごく多くて、真っ黒。最近、「染めている?」って聞かれることが多い。この歳になってくると、白髪を隠すために染めている友達も多いからだ。昔から、真っ黒で量の多いことにコンプレックスを抱いていたが、最近、それをうらやましがられるので、人生ってわかんないもんだなー(ってそれほど大げさなことではないが)と思う。 ドイツ語コースの同じクラスに、私より5-6歳若い女性がいる。彼女は、コの字体型のわたしの正面に座っている。ノートに書き込んでいるときなど、彼女の頭頂がよく見えるのだが、頭皮が目だって、かなり気なる。休み時間に話していたら、「息子(タジギスタン生まれ、18歳、2歳の時にドイツに移住してドイツ国籍取得)がドイツ国防軍にはいっているのだけど、夏にアフガニスタンに派遣されることが決まった。だから、除隊しろと勧めているのに、全然言うことを聞いてくれなくて、わたしの髪の毛はどんどん抜けていく一方。」と言っていた。それは、確かに深刻な悩みだと思う。子供にどの職業につけと命令するつもりはないし、子供の意志を尊重したいと彼女も思ってはいるのだけど、アフガニスタン派遣を全力で阻止しようとする気持ちは、私も理解できる。 彼女は、生活保護を受けている。子供は、長男のほかに、あと二人いて、ぎりぎりの生活で、時にはパンを買うお金にすら困る、と言っていた。そんな状況だから、長男君は、敢えて家を出て、軍隊生活を選んだのかもしれない。長男君は、8年間、軍隊生活をする予定らしい。軍隊にいれば、その間に除隊後に備え職業訓練も受けることができる。アフガニスタンから無事帰ってくることができれば、彼の履歴書には箔が付き、就職活動もしやすくなると思う。まあ、でも、そこで、怪我をしたり、命を落としたり、何かのトラウマを背負ってしま可能性もあるわけで、本当に難しい選択だと思う。 今週の木曜日は、学校や幼稚園で仮装パーティーがある。そして、金曜日から火曜日まで、Faschingのホリデーになる。ギムナジウムでは、毎年5年生の生徒の親がねずみの形のパンを焼いて学校に持っていくことになっている。任意なのだけど、私は普段、何も学校に貢献していないので、恵子が5年生の時も作ったし、今回も作ることに手を上げた。しかし、恵子は、3月2日、3日と、Landesgymnasiumの第3次選考に呼ばれており、仮装パーティーには参加できないんので、残念がっていた。 この3次選考は、4月に受ける子もいるので、結果はすぐにはわからないのではないかと思う。ところが、学校では、いろいろな先生に、「どうなっているの?」ときかれるらしい。「職員室で、あなたが、転校するって噂になっているから。」と言われたそうだ。恵子は、「9月以降もこの学校にいることになったら、すごく気まずい。」と言っていた。 ところで、幼稚園でも、仮装パーティーはある。テーマが決まっていて、今年は、メルヘン・ランド。おとぎ話の登場人物の格好をすることを望まれている。去年は、職業人(消防士とか警察官とか看護婦とか・・・)がテーマだったが、スパイダーマンや中世の騎士もいた。結局は子供が好きな格好でいい。ニコちゃんは、カエルになりたいと言った。かえるの王子さまという童話があるから冠をつけたカエルを想像したのだけど、ニコちゃんのサイズにあう衣装が見つけられなかった。作るのも私にはできないので、結局は家にある、賢浩のお古の海賊の衣装を着せることにした。本人は大喜び。海賊の刀もあったほうがいいかな、と思ったのだけど、お店で売っているようなプラスチックの刀をニコちゃんに持たせると、本当にお友達をそれで叩きそうなので、ダンボール用紙で作ることにした。これが意外に、面倒くさい。 この季節は、子供にとっては楽しいけど、ママにとっては、仕事が増えて、面倒くさい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月27日 22時18分25秒
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