|
テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:就職活動支援コース
コース担当者から提案された図書館での研修は、自分で図書館にきく勇気がなくて、担当者に「わたしの代わりに可能性の有無を聞いてください」と頼んだ。担当の先生は快く引き受けてくれたけれども、彼女もすごく忙しくて、なかなか連絡が取れないようだ。地元の図書館は結構小さい。以前はしょっちゅう通っていたけど、ここ2-3年、足が遠のいている。でも、近くなので、実際に私がそこに行って聞くのが一番手っ取り早いのはわかっている。月曜日の午前中に意を決して行ってみたけど、誰もおらず、せっかく奮い立たせた気持ちがしぼんでしまった。
私があと20年若ければいいのだけど、この歳で、研修させてください、というのは、やっぱり勇気がいる。 恵子は、図書館の常連客(?)なのだけど、たまに地元の新聞に名前が載ったりすると、図書館の人が、「新聞みたわよ。おめでとう。」などといってくれるらしい。ここは、小さい町なので、誰がどこに住んでいて、何をしているのか、ということをよく知っているというか、うわさになりやすいので、それも研修させてくれと頼みに行くことをためらう原因。 恵子は、9月から大学を聴講することを考えている。それで、大学に問い合わせてみた。あいにく担当者がいなかったのだが、そういう子供に関する問い合わせは、ドイツ語でなんて話したらいいかな?なんてあまり考えずに、普通にできる。でも、なぜか自分自身のことになるとすごく躊躇してしまうのだ。 ところで、他のクラスメートの研修のことを、担当者が他の人に送るメールを間違えて私に送信してしまったので、たまたま知ることができたのだが、トラブルがあり、4週間の研修だが、2週間でやめてしまった人がいるらしい。彼女は私達のクラスで唯一の独身女性だった。たぶん20代前半で、まだドイツに来て2年未満だけど、かなり話せる。経済学を学んだそうだが、ドイツでは心理学を勉強して、将来は自分の診療所をかまえ、カウンセラーになりたいと夢を話していた。彼女だったら、若いし、頭もいいし、きっとできるだろうとクラスの誰もが確信していたと思う。先生は、病院の精神科で研修をすることを彼女に勧めていたぐらいだ。しかし、彼女は、病院で研修するのは、大学に受かってからにしたい、といって、自分で、洋品雑貨のチェーン店で研修させてもらうよう早々と交渉して、かなり前から研修先を確保していた。ところが、その彼女が、どうやら、トラブルがあって、やめさせられたようだ。現在は、隣人の勤めるガソリンスタンドで研修を始めたらしい。あんな人当たりが良くて、かわいくて、頭も良くて、若くて、ドイツ語もかなりペラペラの子が、研修先を打ち切られるなんてちょっと考えられない。世の中わからないもんだなーと思う。 今日は、だいぶ涼しい。しかし、昨日は、37度近くまで気温が上がった。もちろん、ニコちゃんをお昼寝のあとプールに連れて行った。 昨日、賢浩たちは50m走や幅跳びなどの測定の日だったのだけど、早く終わって11時ぐらいに友達を連れて帰ってきた。その子は、1-2ヶ月ほど前に引っ越してしまって、現在は、クロイツリンゲンというスイスの町に住んでいる。スイスといっても、ドイツとの国境の町。お兄さんがAbiturを受けるため、すぐには転校しなかった。朝はお父さんが出勤途中に送ってきて、帰りはお母さんが迎えに来てくれるらしい。でも、今週の月曜日はいきなり午後の授業が中止になり、お母さんは知らずに出かけていたので、彼は5時間も一人で学校の近くで時間をつぶしていたそうだ。月曜日の夕方、賢浩がトランペットの練習に行く途中で彼に会い、「それなら、明日は僕の家に来れば?」と誘ったそうだ。 彼は、夏休み明けには、転校するが、スイスの学校ではなく、国境をまたいで、ドイツ側のギムナジウムに通うそうだ。スイスはEUに加盟していないので、たまに国境ではパスポートを検査される。学校に通うのに、パスポートを持っていかないといけないというのもすごいなーと思う。 本当に昨日は暑い日だったので、友達には賢浩のスペアの水着を貸してあげて、二人ともプールに行った。でも、途中で、友達は、「水が冷たくて体が冷えた。」と言い出し、早々と家に帰ってきた。二人は、賢浩の部屋で「ベイブレード」で遊び始めた。賢浩の部屋は屋根裏で、すごく暑い。こんな暑い日に、プールより、蒸し暑い部屋でベイブレードで遊ぶほうが面白いとは、理解しがたかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|