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テーマ:ヨーロッパ旅行(4254)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
姉たちがここに滞在していた1週間、何回か旅行したのでその旅行記の第1弾。
夫は仕事が忙しく休みが取れないと言うので、当初は、夫のところに行って、ケルンやボンなどを観光する予定でいた。ところが、夫が大家さんに「家族がまた来ます。」と話したら、「Unangenehm」(不快だ)とはっきり言われたそうだ。この話を聞いて、私は少なからずショックを受けた。6月に子供3人を連れて夫のアパートに行ったとき、まず最初に階下に住む大家さんのところに挨拶に行ったのだが、そのときは、ニコニコして、「ようこそ。」と快く迎えてくれて、ここに行ったらどうかなど、いろいろ教えてくれたりもした。5日間滞在して、帰り際にも菓子折りをもって挨拶に行ったのだけど、いなくて、チョコレートの箱にメッセージをつけて玄関前においてきた。でも、今思えば、車はあったし、帰りの挨拶のときは、居留守を使われたのかもしれない。確かに、夜の10時過ぎまで家の中をバタバタ走ったり、特にニコチャンがうるさかった。申し訳ないなーと思ったからこそ、お菓子をもって帰りに挨拶に行ったのに・・・・・。それにしても、こうはっきり否定されるとは・・・・。しかし、アパートを借りている人が、家族をたまに泊めるのを拒否する権利はいったい大家さんにあるのだろうか? 私たちは、田舎の大きな一軒家に住んでいるから、どんなに子供が騒いでも近所から苦情が来ることはまったくない。都会に住みたいなーと思うこともあるけど、今はこの住環境が私たちにはベストなんだとつくづく思う。 まあ、そういうわけで、ボン・ケルン旅行案がつぶれてしまった。 それで、急遽別のプランを立てた。 Baden=Wuerttembergチケットという電車のお得切符を活用することに目をつけた。今まで旅行はほとんどが車だったので、このチケットを使ったことがなかった。これは、Baden-Wuerttemberg州内であれば、平日は9時以降、土日祝日は一日中電車、トラム、バスに乗り放題のチケットで5人まで乗車でき、お値段は29ユーロ。ただし、ICE,IC ECなどの特急には乗れない。 我が家からは、Tuttlingenという駅に車で行き、そこからUlmへは快速で1本。ドナウ川沿いを通る線で、途中、Sigmaringenのお城も車窓から見える。 ケルンの大聖堂を見せることができなくなったので、代わりに、世界で一番高い塔をもつ大聖堂のあるウルムに連れて行こうと思ったわけだ。せっかくウルムまで行くので、ちょっと足を伸ばして、ぬいぐるみで有名なSteiff社の博物館にも寄ろうと計画した。博物館のあるGiengen駅までは、Ulmから30分ほど。接続もいいので、そのまま、まずGiengenに向かった。駅前にはティディベアのマークとSteiff Museum という文字と、わざわざ日本語でも「旧市街」とかかれた看板があり、博物館までは、ずーっと熊の足跡がついているので、迷うことなくいける。 入館料は大人8ユーロだった。オーディオの説明は、日本語、英語、ドイツ語バージョンがあった。日本人観光客の多さを物語っている。 中には、いろいろなぬいぐるみが展示してあり、かなり大きいものもあり、その背中に実際に座って写真を取ることもできる。私たち大人組の感想は、1回、話の種に行けば十分、ということで一致したが、館内に、ヘビの形の大きな滑り台があり、ニコチャンはそれが気に入って、20回ぐらいすべったかもしれない。ニコチャンには、魅力的な場所だったようで、翌日から、「また、ティディベアに会いに行きたい」とそればかりを繰り返すようになった。シュタイフのぬいぐるみファンか小さい子供にはお勧めの場所だが、それ以外の人には、時間があればどうぞ、という所だった。 博物館にいたのは、1時間半ぐらい。その後、また電車に乗り、ウルムに戻った。メインイベントの大聖堂の塔に上ったのだが、この日は風が強く、塔の上は方は、本当に吹き飛ばされそうなぐらいの強風だった。ウルムの塔は、上る人と下る人がすれ違うようになっているので、かなり怖い。ニコチャンは、上の人が降りるのを待つために螺旋階段の端に張り付いて止まるたびに、怖いといって泣き出した。ニコチャンは、ケルンの塔には問題なく登ったが、とにかくこの日は風が強すぎて、大人でも怖かった。 その後、漁師の一角(Fischerviertel)と呼ばれている地区を探索。ドナウ川沿いに出たが、風が強く寒かったので、すぐに町に戻り、その後電車に乗って家に帰った。電車の旅は多少時間がかかるけれども、道に迷うこともないし、トイレの心配もしなくていいし、何よりも、電車の中は4人ボックス席に座れる確率が高いし、寝ることもできるので、結構快適だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月18日 18時04分05秒
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