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カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
昨日は、夫が歯医者の予約があったので、うちにいた。
私が買い物に出かけている間に、煙突掃除人が来た。 夫が対応したのだけど、「今までは、事前にいつごろ来るという通知が来ていたのに、今回は何の通知もなかった。アポなしで来るのは困る。通常、私の妻が対応しているが、今は出かけていていないので、あとで出直してきて欲しい。」と断ったそうだ。この話を聞いて、びっくり。確かに、数年前までは、はがきが来ていたが、ここ2-3年はアポなし訪問だった。すべて、私が対応していたので、夫は知らなかったかもしれないが、それにしても、法で検査は義務付けられているから、遅かれ早かれしなくてはいけないものなのに、そんな対応をするとは・・・・。しかし、相手も負けてなくて、「奥さんがいなくても、私がわかってますから、問題ないです。」と強行突破しようと試みたらしいが、「僕がわからないので、家にはいってもらうのは拒否します。」と断ったそうだ。 一応、「どんな検査をして、いくらかかりますか?」と聞いたようだ。「今年から法が変わって、3年に1回、新しい検査も実施しなくてはいけなくて、全部で80ユーロ」と言われたそうだ。 とにかく、夫は、あとで、妻にアポを取ってくれ、と言い張り、帰らせたそうだ。その後、インターネットで調べたら、向こうが30ユーロかかるといった検査は、13ユーロぐらいで、その人はかなりぼっているのではないか?と不信感を抱いたそうだ。 煙突掃除人は、モノポリの世界で、一旦、担当地域を手に入れれば、あとは左団扇の生活、という話を聞いたことがある。しかし、法が変わり、自由競争が認められるようになったそうだ。 しかし、法改正後も、はっきりいって、以前と何にも変わらない。こちらで指定しなくても、勝手に「担当者」が来る。夫は、煙突掃除人は顧客が選べるようになったといったが、そういう状況ではないような気がする。 夫は、周りの人に意見をきいてみろ、というのだけど、そんなことを話せるような人が周りにいない。もうどうでもいいじゃないかと思うのだけど、「僕が一生懸命稼いだお金が、無駄に搾取されていくのは我慢できない。」と言われると、私の立場は弱い。 夫は、イギリス国籍。日本のパスポート更新は本人が領事館に出向く必要があるが、イギリスのパスポートは郵送でOK。ただし、顔写真に、「この人は本人に間違いないです。」という第3者のサインが必要。この第3者は誰でも言い訳ではなく、医者とか先生とか、「公の職業」でなくてはならない。本人のサインとともに医院や学校の公式スタンプが必要になる。 夫は、今年、パスポートを更新しなくてはいけないので、歯医者さんにサインをしてくれるよう頼んだ。 しかし、「出来ません」と断られた。「英語がわからないから」というのが理由だそうだ。英語は夫が口頭で説明できるし、彼が書く言葉は、「この写真の人物が本人であることをここに証明する」と言う言葉と日付とサインだけ。文章は、すでにプリントされているので、それを自筆で書き直すだけの話。それでも拒否された。 10年前はどうしたかと言うと、当時のハウスドクターに頼んだ。その人は、サインしてくれたが、こういう場合、3000円ぐらいの「サイン料」が取られる。 英語の文がわからない、と言う人が多いので、こちらが全文翻訳していくのだが、それでも、なぜか、翻訳料を請求する人もいる。 医者でも、英語が出来ない人が多くて、びっくりする。 とにかく、なんでも、無料でサービスということはしないのだなーとつくづく思う。 ちなみに、子供の場合は、学校にお願いする。そうすると、二つ返事でOKがもらえ、その場であっという間にサインしてもらえる。報酬は派生しない。信用力の差なのだろうか? ところで、2週間ほど前に、恵子がクラス旅行でハンブルグに行ったときの話。 グミベアのお店に入ったら、日本人観光客がいたそうだ。その人たちは、ハンブルグの前にケルンを観光していたようで、ケルンでグミベアの店に入ったとき、お花の形のグミがあったが、この店にもあるか? ということを店員に質問していたそうだ。しかし、どうやらドイツ語が通じていなかったらしい。恵子は、「その人たち、ケーン、ケーン、って言ってるから、あっ、ママと同じ発音だ、きっと日本人だ、って思ったの。それで、ケルンのお店のことを聞きたいんですか?って日本語で聞いたら、そうだ って言ったから、通訳してあげたの。本当に日本人は、Koelnをママみたいに発音するんだね。」と笑っていた。ドイツ語では、Oウムラウトになる。私はこの発音が本当に苦手。油、とか本当に言いづらい。でも、苦しんでいる(?)のは私だけではなかったようで、ほほえましいエピソードだと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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