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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2012年08月08日
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昨日、煙突掃除人から電話があり、あすの午前中うかがってもいいか?と聞かれた。
「ご主人から伺うように言われました。」とのことだった。
前回、私が留守中に来たとき、うちの主人が追い返してしまった。
煙突掃除人は自由競争になったのに、アポなしで突然来るのはおかしい、というのが主人の意見。でも、わざわざ指名している人は稀なようで、私たちも、ほかに心当たりのある人がいるわけでもないので、結局は、その人にしてもらうのがベストだという結論に達した。
「午前中」と言われたのだが、範囲が広すぎる。昨日の夕方、近所のヨハネス君がうちに遊びに来たとき、ヨハネス君のママに、今日のお昼に誘われた。それで、ちょっとした手土産を買いに行きたかったのに、煙突掃除人が来るまで家をあけることができず、やきもきした。結局、9時半ごろにきてくれたので、その後買い物にも行けたが、これが12時ごろだったら、本当に困っていたと思う。

いつもは、まず地下のボイラー室(?)で、CO排出量を測るのだが、今日は、まず3階に行って、煙突掃除。今年は、Feuerstaettenschauなる検査もした。これは、今までは5年に1度の検査だったが、法が改正され、7年に2度(すごく中途半端だなー)行う必要ができたそうだ。煙突が家のどこを通っているか外側から見て、穴があいていないかとか、そういうことのチェック。目視なので、素人でも出来ることだと思うのだが・・・・・。うちの場合、煙突の通っているところの壁に建て付けのタンスや鏡があるのだけど、そういうものはどかすことができない。でも、もしその後ろの壁にひびがはいっていたりしたらどうするのだろう? 
その後、ガスボイラーの点検。今回は、いつもより、すごく丁寧だった。いつもは計器を筒に突っ込んで計量して終わりだが、今回は、いろいろなところを開けて、中をチェックしていた。やはり、主人が口うるさく言ったことが影響しているようだ。
「ご主人は細かい方ですね。」と言われた。
「ご主人は、Dr.なんですね。お医者さんですか?」と聞かれた。
「いいえ、エンジニアです。」と答えたら、「エンジニア? 何のドクターになるんですか?」と聞くので、「機械工学です。」と返事をすると、「ドクター機械工学ですか? 聞きなれないですね。」と言われた。なんか、頓珍漢な会話だった。
「ご主人はどこで働いているんですか?」とか、なぜか主人のことばかり聞かれた。よほど、前回のインパクトが大きかったのだろう。

「私たちは、ドイツでは、こうするのが当たり前です、というような言い方をされて、必要ないことまで請求されることが何度もあったので、ちょっと神経質になっているんです。それに主人は、煙突掃除は自由競争になったと記事で読んでいたので、アポなしで来られたことに戸惑っていたんだと思います。」と少し、主人の弁解した。
すると、その人は、「ガスボイラーの計測だけなら、誰でもいいのです。極端な話、ハンブルグやミュンヘンから人を呼んでもいいのです。でも、その場合でも、私に一言、「この人にお願いして、検査しました。」という報告をしてもらいます。なぜなら、私が、この地区を担当しているからです。でも、暖炉を設置してある場合や今回のようなFeuerstaettenschauは、必ず地区担当がすることになっています。来年はFeuerstaettenschauはしないので、もし検査をほかの人にお願いしたいなら、事前に私に言っていただければ、それは可能ですよ。」と言われた。

結局、自由競争になったというのは、EUから独禁法で訴えられたから、ちょっと目先を変えただけで、何にも変わっていないのだなーと思った。

前回、主人の印象が悪すぎたので、今回私は、かなりフレンドリーに接したと思う。うちの検査が終わったあとも、何件かの家を回るようで、「ここ(うちの敷地内)に、私の車を駐車させてもらっていていいですか?」と言われた。どうぞ、と笑顔で了解。
もしかして、わざわざ今日うちだけのために来るのかな? そしたら、出張料金とか上乗せされたらどうしよう・・と思っていたので、ほかにも回るところがあると知って、ホッとした。

結局は、主人がいるときにやってもらっても、変わらなかったと思うが、前回の主人の件があったので、今回は、例年に比べ、検査がすごく丁寧だったと思う。私だけだったら、完全になめられていたと思う。相手に気持ちよく仕事をしてもらいたいから、いつも私は下に出ているけど、こっちは、サービスを受けて、お金を払う側だから、ある程度の要求はできるはずだ。その兼ね合いが私にはまだわからない。夫と私を足して2で割ったのがちょうどいい対応なのだろう。






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最終更新日  2012年08月08日 18時34分00秒
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