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カテゴリ:家族
8月22日から香港に住む義父母が我が家に滞在している。
今日は、義父の77歳の誕生日だった。 夫もいないし、恵子もいない状態で、どうやって祝っていいのか、結構悩みの種だった。 2日前は恵子の誕生日だった。日曜日で、恵子は夕食までに寮に戻らないといけなかったので、限られたことしか出来ない。朝はとりあえず早起きしてパン屋に行った。でも、日曜日は8時から12時まで、と書いてあった。別のパン屋にも行ったのだが、そこは日曜日は閉店。日曜日はお店は休みだが、パン屋だけは午前中開けている店もある。パン屋なのに、8時からってずいぶん遅いなーと思ったけど、日曜日はそんなに朝早くからパンを買いに来る人などいないのだろう。 仕方なく、8時にまた出かけたら、ニコチャンのクラスメートのお母さんがそこで働いていた。幼稚園に行けば、先生が、病院に行けば、看護婦さんが、お店に行けば、店員が、子供のクラスメートのお母さん、というケースがものすごく多くてびっくりする。そういう狭い社会に、息苦しさを最近感じる。 話を戻すと、恵子の誕生日は、朝食は、焼きたてのおいしいパンとチーズやハムやフルーツという、ちょっといいホテルの朝食・・・というスタイルにした。 昼食は、フランスに行った時に買い込んで来た「鴨」と「フォアグラ」をメインにしたフレンチスタイル。結構豪華な食事になった。 だから、余計、義父の誕生日があまりにも質素だと差をつけた感じになるかな・・・と気を遣った。 とりあえず、昨日、賢浩にチーズケーキを焼くように頼んだ。賢浩が作っている間、ニコチャンも「自分も何か作りたい!」と愚図ったので、マフィンを作らせることにした。材料は私が計り、ボールにいれ、それをニコチャンは、ひたすら泡だて器でかき混ぜるだけ。焼きあがったあと、賢浩と一緒にデコレーションもした。 今朝は、朝食にマフィンを出した。ニコチャンは、自分が作った、とおおいばり。 お昼は、賢浩の作ったチーズケーキにろうそくをさしてお祝いした。 孫の手作りケーキということで、予想以上に喜んでくれた。 まあ、とりあえず、今日が無事終了してホッとした。 義父母が来て、すぐにフランスに一緒に旅行に行き、帰って来た翌日に恵子が日本から戻ってきて、夫もさらに1週間夏休みをとっていたので、先週は我が家に7人もいた。今週から学校が始まり、日曜日の午後に恵子と夫が出て行き、午前中は、私と義父母の3人だけ。仲はいいのだけど、やっぱり気を遣う。普段、子供のいない午前中は、ネット三昧の私なのだけど、さすがに今はそういうことはできない。一人きりの時間が懐かしい。 義父は、春先に、急に足が動かなくなり、車椅子生活をしていた時期があったそうだ。鍼治療を人に勧められ、半信半疑で、12回1セットのコースを2セット受けてみたら、歩けるようになったのだそうだ。西洋医学ではどうにもならなかったことが、鍼で治った、鍼はすごい、と感心していた。治ったといっても、やはり、長時間歩いたり、階段の上り下りは大変で、歩調もゆっくり。今回は、直前まで、ドイツに来るのは無理かも・・・と思っていたそうだ。そんな状況だから、次、またドイツに来てもらえる可能性は、かなり低いのではないかと思う。私が香港に行くのもいつになるかわからない(そのお金と時間があれば、日本に行きたい)から、次に会えるのはいったいいつになるんだろう・・・と考えてしまう。義父母は日曜日まで我が家に滞在する。3週間半の滞在は、結構きついなーと思っていたのだが、別れの日が近づくにつれ、我が家に滞在して楽しかったかな?快適だったかな?と気になるようになってきた。 義父は、足の調子がいまひとつだから、散歩ぐらいしかできないのだけど、義母はすごくしゃっきりしている。テニスが大好きで、以前は、義父と一緒にしていたが、義父は医者からテニスをするなといわれてしまった。それで、賢浩が義母と一緒に2回ほどプレーをした。 日曜日はすごく暑かったので、恵子と夫が家を出た後、子供たちはプールに行きたがった。義父母も誘ったのだが、義父は、「面倒くさい」と言った。義父が行かないので、義母も行かない、と言った。そして、「夕方、もう少し、涼しくなったら、賢ちゃんと一緒にテニスでもしようかな?」と言った。それなのに、賢浩はプールに行くといって譲らなかった。 その前の週も、同じような状況があったのだけど、賢浩は、テニスではなく、プールに行きたい、と義母の前で言った。私が、「テニスをしなさい。」と言ったので、賢浩は、「おばあちゃん、僕、テニスでもいいよ。」と言いなおしたけど、義母は気を遣って、「いいよ、プールに行っておいで」と言った。 今日の午前中は、USオープンの決勝をテレビ観戦。その後、義父がテラスに腰掛けて本を読み始めたので、義母は庭でテニスのサーブの練習を一人で黙々としていた。義母は本当にテニスが好きなんだなーと思った。 それで、賢浩に、「おばあちゃんに一緒にテニスをしよう、っていってあげなさい。」といったのだが、「明日は友達と遊ぶ約束しちゃったよ。」とつれない返事。 今日の午後は、ニコチャンは、お友達の誕生会に呼ばれていた。賢浩は、3時半から5時半まで授業。その前に時間があったので、ひとりでテレビ(マンガ)を見ていた。その横で、義母は「数独」をしていた。義父は部屋で横になっていた。 賢浩に、「テレビを見るのをやめて、おばあちゃんが暇そうだから、地下室でおばあちゃんと一緒に卓球したら?」と伝えた。賢浩は、「なんで? おばあちゃんたちは、いつも本を読んだり、数独したりしているじゃない。暇じゃないじゃん。」と反発した。することがないから、退屈しのぎに本を読んでいる・・・という発想はできないのだろうか?? 結局は、賢浩が声をかけて、二人で楽しそうに卓球を始めた。ところが、運悪く、友達から電話があり、授業前にサッカーをしようぜと誘われ、卓球はゲームセット。 嫁の私が何かするより、孫と一緒に何かするほうが楽しいにきまっている。恵子がいない間は、賢浩にもっと義父母と一緒に何かしてほしいのに、なかなかこちらの思うようには動いてもらえない。こんなにかわいがってもらっているのに、「恩返し」という言葉を知らない。「あの時、もっとしておけばよかった・・・」と思っても、遅いのに・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年09月12日 05時02分36秒
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