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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2013年11月10日
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カテゴリ:家族
日記(ブログ)も書く習慣が崩れると、面倒くさくなってついつい書かない日が続いてしまう。記憶として書き残しているのだけど、以前書いたことを読み返すことはまずない。
それでも、整理のため、先週のことをとりあえず、書きとめておく。

ニコちゃん編

まず、Ergotherapie29回目。やったことは、ちぎって丸めた紙をモチーフに貼り付けていく作業。またか・・というマンネリ感が否めない。来週は、先生の「Fortbildung」のため、休み。

ピアノのレッスン7回目。
「Allegretto」という曲は、右手と左手を四分音符のテンポで動かす。今まで、右手で四分音符を弾いている間、左手は、4拍のばす曲だったが、この曲は、右手も左手もせわしく動かさなくてはいけないので、練習させるのが本当に大変だった。何度もニコちゃんは、「難しすぎる」と泣いてしまった。でも、アメとムチを交互に使い、なんとか、弾きこなせるようにさせた。
先生は、たぶん、そこまでは期待していなかったのかもしれない。弾けるようになっていたことを驚いていた。私も、どこまで練習させていいのか、よくわからない。泣かせながら練習させるのことがいいことなのかどうか、葛藤がある。
この日は、11月11日のSt,Martinの日の歌、「Martin」という曲も練習した。この曲では、初めて「A」(ラ)の音がでてきた。
その後、「Holzschuhtanz」という曲も練習した。この曲は、「G-Lage」(ト長調)。今までニコちゃんが練習してきた曲は、「ハ長調」で、右手の親指は「C」(ド)においていたが、この曲は、「G」(ソ)におく。左手は、いつも、二分音符。右手で「タッタタタタ」とひている間、左手は、いつも、「ボーン、ボーン」というリズムを刻む。右手と左手のリズムが違うので、ニコちゃんはなかなかうまく弾けず、家で練習させているとき、またまた泣かせてしまった・・・

ニコちゃんは、このほか、チェス、サッカー、コーラス、をしている。
チェスとコーラスは、近所に住む仲良しのヨハネス君と一緒。ヨハネス君は数学的天才で、チェスも強い。ニコちゃんは、あまりよくチェスのルールがわかっていないので、負けることが多いのだが、それでも、腐らずに楽しそうにチェスに通っている。コーラスは、地元の教会の集会所で行われており、6歳児前後が対象のグループに10月からはいることにした。3時から4時までなのだが、終わった後、ヨハネス君と一緒に帰ってきて、そのまま一緒に遊ぶことが多い。
しかし、先週は、コーラスの前に、歯医者の予約があり、宿題やピアノの練習が終わらなかった。それで、コーラスの後、我が家に来たのだけど、「宿題もピアノもやってないから、5時までだよ。」と言って、遊ぶのを許可した。
その後、ヨハネス君のお兄さんの小3のJ君もうちに来て、遊び始めた。J君にも「今日は5時までしか遊べないよ」と言ったのだけど、5時になっても、遊びをやめる気配がない。ニコちゃんの部屋に行ったら、ヨハネス君とJ君がテーブルサッカーで遊び、ニコちゃんは、宿題をしていた。「もう、5時だよ」と言っても、「ニコは、宿題をしているから、大丈夫」とJ君に言われた。
5時半になり、ピアノの稽古もあるから、二人に帰るように促したら、「ニコは宿題終わったから大丈夫だよ。このゲームが終わるまでやめられない。」とあいかわらず二人でテーブルサッカーをしていた。ニコちゃんは、一人でレゴで遊んでいた。
「でも、ニコは、ピアノの練習をしないといけないから、今日はもうおしまい。また今度ね。」と言ったら、「ニコは、下でピアノの練習をしてきていいよ。僕たちはニコがいなくても、二人でここで遊べるから・・・」と言われて、目が点になった。

数週間前、やはり二人が遊びに来たとき、ニコは具合が悪くなり、ベットに横たわっていた。でも、二人は、ニコにお構いなく、そのまま遊び続けていた。今回も、「ニコはピアノの練習をしてていい。僕たちは二人で遊べる。」と言われ、あきれてしまった。本当は、私は、J君が我が家に来るのは好きではない。今日も、「ニコとヨハネスはどこにいるの?」と聞いてきて、「ニコの部屋で遊んでいるよ。」と言ったら、中に入ってきて、靴を脱ぎ始めた。私が何も言わないで、立っていたら、「僕も遊んでもいいよね?」と聞いたので、「5時までだよ。」と仕方なく承諾した。やはり、私からは、「J君はだめ」とは言えない。私としては、J君のお母さんに、「ヨハネスとニコが遊んでいるのだから、あなたはニコの家に行ってはいけない」とJ君に行ってほしいのだが、近所で友達なのだから、そういう感覚っていうのはないのだと思う。私の心が狭いのだろうか・・・・

・・・とここまで書いていたら、夫が、「何を書いているの?」と画面を覗きにきた。思わず、ラップトップを閉じたら、「僕に見せられないことなの?」と不機嫌になった。「別に、隠し事はないけど、見られたくないものだってあるでしょ」と言ったら、「夫婦間でも?」と聞くので、「当たり前でしょ。」と言ったら、「信じられない。今書いていたのは、君が両親に伝えたいことでないの?両親には伝えられて、僕には伝えられないことがあるの?僕は、何でもオープンにしているよ。見られて困るメールや手紙はない。」とものすごく怒ってしまった。自分が書いているメールやブログを隠すって、家族間であっても、普通じゃないの? 全部が全部、オープンにする必要を感じない。しかし、夫は、自分の両親や兄弟宛のメールもいつも私にCCで送ってくる。

先日、寝る前にニコちゃんに本を読んであげていた。日本語の本で、絵がなかったので、私は説明しながら読んでいたのだが、ニコちゃんは、内容をぜんぜん理解できていないようだった。内容は難しくない。ただ、挿絵がないので、イメージできないようであった。私は、ニコちゃんの理解力のなさに、いらいらしてきてしまった。そこに夫がきて、ニコちゃんは悪くない、絵がない本が悪いんだ、そんな本を読むママが悪いんだ・・・と冗談で言った。私は、腹が立って、「じゃあ、もう読む意味ないね。お休み」といって、電気を消した。ニコちゃんは、夫によしよしされながら、あっという間に眠りについた。
次の日、夫から夫の家族宛のメールが私にもCCで来ていた。
内容は、「昨日、XX(私)がニコちゃんに寝る前にベットで本を読んであげていた。しかし、その本には、絵がなく、ニコはなかなか理解できなくて、XXは一生懸命説明していたが、そのうちいらいらしてきた。僕は、その光景をみて、考えた。ベッドタイムストーリーは、子供にとって、楽しい時間であるべきなのか、学ぶべき時間なのか?と・・・」
すっごい腹が立った。たった5分、その場にいただけで、さもわかったようなことを書き並べているのが頭にきた。その日はたまたまそういう本を読んでいたけど、もちろん絵本だってたくさん読んであげている。
とにかく、いちいちこんなことを家族にメールするのにもイラついたし、しかも、夫の家族からの返事が私宛にも来るのが更にイラつく。

今日の出来事も、自分の家族宛に、「夫婦間、家族間でも隠しごとをしてもいいのか?」とメールをして、私にもCCされてくるのが目に見える。私だったら、私はCCに含めてほしくない。私のいないところで、夫の家族が私のうわさをしても、私の耳に入らない限り、問題ない。

夫に、君の忠誠心の順位は、1番が君の両親で、その次が僕なのか・・・と言われ、馬鹿馬鹿しくなった。「君が理解できない」と言われたけど、私も夫の頭の構造が理解できない。







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最終更新日  2013年11月10日 17時52分29秒
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