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カテゴリ:職業再訓練
昨日は職業再訓練の初日。
朝8時に来てくださいといわれ、事務所でいくつか書類のやり取りをして、そのまま教室に連れて行かれた。「今日からはいったXXさんです」と紹介されただけ。 このコースは、5週間前から始まっており、私以外は3週間の研修後、2週間の夏休明けの授業。これがドイツ語コースなら、夏休みは何をしましたか?というような雑談からはじまるが、先生は、「夏休みどうだった?」と聞いて、みんなが「短すぎるー」などと一言答えただけで、授業に入ってしまった。内容は複式簿記。すでに3週間でどのように帳簿をつけるか習っていたようで、私の取り残された感が半端なかった。 教材もなく、先生が一方的に話す。それに対して生徒が質問をする。黒板にも書いてくれない。T-Kontoと言う言葉がしょっちゅう出てきたが、まず私にはそれが何を指すのかわからなかった。 Aktiva, Passivaなんて言葉もはじめてきいた。いちいち電子辞書で意味を調べる。借方、貸方と出てくるのだが、それでは、Soll(借方)、Haben(貸方)と同じで、違いまでは辞書には書いていない。 Aufwand(経費)、Abschreibungkost(取得原価)、Anschaffung(仕入れ)、・・・・そんな言葉が続いていく。 昨日は、夏休み前にやった賃借対照表や損益計算の問題を実際に専用ソフトを使ってコンピューターに入力することもしたのだが、スピードについていけなかったし、やっていることが全然理解できなかった。まず、問題の意味がわからない。その次に、たとえば、設備投資で機械を買った、となると、それが借方では何番、貸方では何番の数字を記入すればいいのか、わからない。 今まで参加したことのある研修では、コンピューターの立ち上げ方さえわからない人がたくさんいたのに、ドイツ語が出来ない、PCの知識がない、専門用語が理解できない、と言う人は皆無、というか、私だけだった。 朝、この学校の事務長に「あなたの試験結果はすばらしかった」とすごくほめられたのだけど、クラス平均を大幅に上回っていたなんて、信じられないほど、私は落ちこぼれで、みんなはすごかった。 3週間の差というには、あまりにも差がありすぎて、私が追いつけるとは到底思えない。 初日から挫折感を味わった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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