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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:職業再訓練
学校に通い始めたら、本当に週末が待ち遠しくなった。
今朝は、雨。 今日もバスと電車で学校に行った。建物の前で待つのがいやで、遠回りをしてスーパーにはいって時間をつぶした。 10分前ぐらいに学校に着いたら、まだ鍵が開いていなくて、何人かがドアの前で待っていた。 そのうちの一人に、「車はどこに止めているの?」と聞かれた。「今日は電車で来ました」といったら、なんで?と聞かれ、「主人が車を使っているから・・」といったら、「帰りは私の車に乗っていきなさい」と言われた。そういってくれたAさんは、実は同じ町に住んでいる。そのことは知っていたが、乗せてください、というのは、ずうずうしいような気がして、遠慮していた。夫が車を使っているから電車で行くというのは事実。うちには2台あるのだけど、もう1台は、スポーツカータイプで、運転が下手な私は、エンジンを焼ききってしまう寸前のことをしてしまい、それ以来怖くて夫の車は運転できない。荷物が多いときは、スポーツカーでは事足りないので、夫は私の車を使うことになるのだが、私は夫の車を運転したくない。そういう事情なので、人にお願いしづらい。それに、私は運転が下手なので、時間がかかっても、電車で行くことのほうが楽に思える。 Aさんは、すごく親切で、「バスで行くなんて、大変。車がないときはいつでも言って。」といってくれた。実は、私もAさんも、交通費が支給されている。それも、カーシェアリングするのに後ろめたさを感じる要因のひとつ。有り難いけど、申し訳ない気持ちが大きくて、やはり自分からは頼めない。でも、もし、私が、今後もバスで通っていたら、Aさんはいやに気持ちになるかもしれない。ガソリン代は払いますと申し出ているのだが、「その話はまた今度」といわれてしまった。バスで行くのもAさんに悪いし、自分の車があるのに、同乗をお願いするのも気が引ける。私が車で行くときに、Aさんを乗せてあげればいい話なのだけど、私は運転がものすごく下手で、同乗者がいると余計緊張してしまう。ギブ&テイクにならないのが、心苦しい。 Aさんは、すごく明るい人で、車の中でも良くしゃべってくれた。運転しながら、よくこんなに話せるなーと感心してしまった。18歳で子供を生んで、18歳の長女を筆頭に子供が4人いるそうだ。この職業再訓練コースは、自分で調べて、こういうコースがあるが通いたい、と自分から労働局に申し出たそうだ。担当者は、「やる気があって、いいですね。早速手続きをしましょう。」とあっさり認めてくれたそうだ。失業者でもなかったのに、授業料と交通費と託児所の費用を労働局が負担してくれたそうだ。 クラスの中には、この研修に参加するために、4時間も「心理テスト」を受けさせられたり、なかなかOkのサインがもらえなかった人もいるらしい。最年長のHさんは、すでに失業保険受領機関が過ぎていたので、自費でこのクラスに通っているとのこと。本当に人によって全然違う。労働局の担当者(自分では選べない)次第なのだ。私は、このコースに入れてもらえて、本当にラッキーだったんだと思う。 でも、ドイツ語の壁は厚く、クラスメートのほとんどは、なんでこの人はドイツ語コースではなく、このクラスにいるのだろうか?と思っていることだろう。昨日、クラスメートに、「いくつ?」と聞かれた。返事に躊躇していると、「日本人に年齢を聞くのは失礼なことかしら?」と言われた。「いえ、かなり年なので、言うのが恥ずかしいだけです。」といったら、「40歳より上?下?」と聞かれた。「もちろん、うえですよー」といったら、「そうはみえない・・・」と言われた。今日も、車の中でAさんに、「いくつなの?そんなに大きな子(恵子のこと)がいるの?」と驚かれた。日本にいたら、年相応よりふけて見られるかもしれないぐらいなのに、やっぱりアジア人は若く見られるんだなー。 授業についていくのは本当に大変で、家で予習復習をしなくては、といつも学校では思うのだが、家に帰るとできない。去年は、このコースの参加者全員が試験に合格したそうだ。私が落ちたら、先生方にも申し訳ない。あと3年あるけど、筆記だけではなく、口答試験もあるといわれ、今からとても心配だ。 恵子の大学から合格通知が届いた、しかし、必要書類は取りに来いとのこと。授業は16日から始まるようだ。時間割も送られてきた。朝8時から夕方6時までびっちりうまっている。講義と演習があるが、セメスター前期は、ほぼ化学、数学、ITの3科目しかない。月曜日から金曜日の午前8時から夕方6時をトータルすると50時間になるが、そのうち空きがあるのは9時間のみ。月曜日と火曜日はお昼時間もなく、朝8時から夕方5時まで授業で埋まっているが、お昼を食べる時間もないなんてことがあるのか? それとも、自習なのだろうか? 大学の授業形式がわからないが、日本の大学のように、一般教養がなく、最初から専門課程に入るのは確か。語学とかスポーツとか、専攻に関係ない科目は一つもない。1週間も大学を休んだら、講義についていけなくなるのではないかと心配だ。 この学科では何を学ぶのかという詳しい内容も送られてきた。すでに、修士・博士課程を視野にいれた内容だった。講義は基本的にはドイツ語だが、英語が出来ることはかなり有利に働く、と書かれていた。いまだに住むところが見つかっていないし、準備も何もしてない。何を買い揃えていいのかもわからない。そもそもまだ学費を振り込んでもいない。銀行口座とか、健康保険とか、近くとはいえ、国外になるし、通貨も違うので、いろいろ不便。すべてに出遅れていて、合格祝いをする気分ではない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月06日 00時21分32秒
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