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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:職業再訓練
今日、家に帰ってきたら、郵便受けの中に奨学金事務局からの手紙が入っていた。
先週送った書類に不備があったので、提出しなおしてください、という内容。 入学許可書、下宿の賃貸契約書、滞在許可書のコピーを添付しろと書いてあった。 まだ正式な下宿先も見つかっていないし、それゆえ、滞在許可も申請していないし、それゆえ、銀行口座も開設できない。 恵子に手紙のことを伝えようと部屋をノックしたが、返事なし。 ドアには鍵がかかっていた。「ちょっと、話があるんだけど・・・」といったら、「何?」と言われた。どうやら泣いているようだった。最近、部屋で泣いていることがたまにある。何があったんだろう??? 昨日、恵子から、「外国語大会の事務局からメールが来たけど、商工会議所での表彰式を兼ねたパーティーは満席で、もし、ゲストで欠席する人が居たら、すぐに連絡してください、ほかの人に席を譲りたいからって書いてあったよ。すごいね。うちからは誰も出席しないのに・・・」と言われた。中国語大会のときも私たち家族は誰も出席しなかった。でも、ほとんどの人は親が来ていたようだ。今回は、中国語大会に比べ物にならないほど、規模が大きい。1ヶ月前に恵子から、「パーティーに出席する人数を伝えなくちゃいけないんだけど、うちからは誰も来ないよね。」と聞かれたので、「うん、ごめんね。」と返事したのだが、かわいそうなことをしてしまったのかもしれない。まあ、そのことで今日泣いていたのではないと思うけど・・・ 昨日は、私にとって一番長い日。 一日税法の勉強。 今は、「所得税」を習っている。先生は何度も、「このクラスの人はみんなドイツ生まれ、そうでない人も、ドイツ語が完璧ですが、法律の文章は解釈が難しい。」と何度も言った。私に対するいやみかと思うほどだった。 「来月、テストをします」と言われた。うわー・・ 税法の先生は、話すのは早いし、ぼそぼそ話すし、訛りがきついので、ドイツ人のクラスメートさえ、「何を言っているかわからない・・」と言っていた。私なんて、ほとんど聞き取れない。休み時間に、クラスメートの一人が私に「先生の言っていることがわかっている? もしわからないなら、その都度、もう一度言ってくださいって言っていいのよ。授業をストップさせているとか、またか、なんて誰も思わない。私たちでも進度が早いと思っているのだから、あなたがゆっくり話してください、と先生にお願いするのは、当然だと思う。ほかの人に迷惑だからとかは考えなくていい。わからなければ困るのは自分なのだから、自分が理解できるまで、先生に質問するのはあなたの権利よ。」とわざわざ言いに来てくれた。そのやさしさに感動した。 しかし、本当に私はクラスのみんなに心配されていると思う。今日は、別のクラスメートに、「法律文は、ドイツ人にも解釈が難しい。あなたにはなおさらだろうから、別のコースにいったほうがいいのではないか?」と言われた。 確かに、難しい。しかし、同時に面白いとも思う。やっぱり税金のことに関してはみんな興味があるのか、いつも先生にたくさんの質問が飛ぶ。「私の友達のケースなのですが・・・」「知り合いがXXXといっているのですが、どういう意味でしょうか?」など、自分の身の回りのことをみんな聞いている。先生は、それに答えたり、「それは、後で習うことだから、そのときに話します」と返事をしたりしている。 とにかく、クラスメートはみんな、勉強熱心だ。私なんて人一倍勉強しないといけない立場なのに、クラスで一番勉強をしていないような気がする。子供がいて、忙しいのはほぼみんな同じ条件。とにかく、4週間後の試験で、それなりの点数を取らないと、「やっぱりね」とみんなに思われてしまう。このクラスにいて当然と認めてもらえるように、頑張らないといけないなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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