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カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
今日の休み時間の話題は、スコットランドの独立投票のことだった。
もちろん投票があったことは知っていたし、たぶん独立反対派が勝つだろうという予想も聞いていた。私にとってはそれほど関心が高い話題ではなかったので、クラスメートのいろんな人が「今朝は6時に起きてニュースを見た」とかいう話を聞いて、ちょっとびっくりした。 先日、何かの話題のとき、私がいつもわからないことがあると聞いている頼りになる女性が、「英国首相って、えーっと、トニー・ブレアだっけ?」といっているのをきいて、同じヨーロッパでも、ほかの国のことなんてあんまり興味ないんだなーと思ったので、余計に、スコットランド独立問題をこんなに話題にすることに驚いた。 私のクラスには13人いるが、ドイツ国籍でないのはたぶん私だけ。でも、私が知る範囲では、ポーランド出身が1人、カザフスタン出身が2人、ロシア出身が2人。教室内でドイツ語以外の言葉が飛び交うことはない。 所得税法の授業では、「私の友人のポーランド人が、ドイツで働いているが住居はポーランドにあるのだが、所得税申告はどうなるのか」とか、「夫がドイツ企業からハンガリーに半年出張に行ったのだが、所得税は両国で申告する必要があるのか」とか、自分の身近な人の例をあげて質問する人が多い。練習問題にも、Venlo(オランダ)に住居があるが、Krefeld(ドイツ)のスーパーで働いている、とか、Basel(スイス)在住だが、Loerrach(ドイツ)の合名会社で働いている、とか、そんな用例がたくさん出てくる。ヨーロッパのボーダレスを実感する。 しかし、その反面、スイスの大学に進学した恵子を見ていると、やっぱり「国外」にいることを強く実感する。手紙が届くのにもドイツ国内ならどんな遠くても1日なのに、3日間ぐらいかかる。料金も割高。滞在許可も必要。ドイツ語もかなり違い、特にSMSなどでは、スイスドイツ語を使う人が多いので、内容を理解するのに苦労することもあるといっていた。大学では、先生はなるべく標準ドイツ語を使うように心がけてくれているようだが、ちょっと違うなーと思うことも多いようだ。でも、ドイツの健康保険はそのまま使えるといわれた。 恵子は今日は、また部屋の見学会。入居希望者をいっぺんに集めて、部屋を見学させ、その中の一人だけが選ばれる。2ー3回断られるのが続くと、もう部屋探しをしたくなくなるよね。自分の努力だけではどうにもならないから、つらいと思う。いいニュースが聞けるのは、いつになることやら・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年09月19日 23時09分22秒
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