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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:職業再訓練
最近は、授業で金融について学んでいるのだが、今日はDisagioについてだった。今までも、この言葉は何度も出てきてはいるのだが、日本語ではなんと訳すのが適当なのか全く見当がつかない。そもそも日本にもこの制度があるのだろか?
私にはDisagioの存在意義がわからない。 「10000ユーロを年利3パーセントで4年間借りる。Disagio5パーセントという条件がついた場合の実行年利を計算しろ」という問題があった。10000ユーロで3パーセントだから、年に300ユーロの利子がつき、4年間で合計で1200ユーロの利子を払うことになるのは誰でも計算できる。Disagio5パーセントというのは、10000ユーロの5パーセント分を利子として支払うことになり、実際に手元に借りられるお金は95パーセント分の9500ユーロ。つまり元本9500ユーロなのに、利子は4年間で1200+500で1700ユーロ払うことになる。実効年利は4.47パーセントになり、3パーセントではない。それなら、最初から、元本9500ユーロ、年間の利子は4.47パーセントと言えばいいのではないかと思う。これでは、まるで詐欺だ。何のためにDisagioというシステムが存在するのか私には理解できない。 今日習って、理解できなかったことがもう一つある。子供手当てと子供扶養控除。ドイツの子供手当ては手厚く、親の収入にかかわらず、一人目、二人目は各184ユーロ、3人目は190ユーロ、4人目以降は各215ユーロ受給できる。子供が4人いれば、月々773ユーロもらえることになる。基本は18歳以下の子供だが、学生や職業訓練中であれば25歳まで受給できる。学生結婚をして子供を生んだ場合、自分自身の子供手当てを受給したまま自分の子供の子供手当ても受給できる。 子供扶養控除というのは、子供一人当たり年間7008ユーロで、課税対象額から差し引くことが出来る。「子供手当てと子供扶養控除のどちらか納税者に有利なほうを適用すればいい」という説明がどうしても理解できない。子供手当ては課税対象にならない収入。収入が高い人は、扶養控除を使ったほうが子供手当の額より高くなるから、申告をすれば税が払い戻しされる、という話なのだが、収入が高い人は子供手当てをもらって、さらに扶養控除も使えるが、収入が低い人は子供手当てをもらったほうが得だ、と先生は説明した。でも、それだと辻褄が合わない。質問をしたのだが、私の質問の仕方が悪いのか、理解力が低いのか、最後まで理解できなかった。 子供手当ても扶養控除も低所得者だけに適応されるのであれば理解できるのだが、先生の説明は、まるでその逆で、高所得者のほうがお得になる制度のように私には思えた。 脳みその硬直化が始まっているのか、2.3度説明されただけでは理解できない。 そのくせ、にこちゃんに何度も同じ説明を求められると、頭にきてしまう。 先月、ニコちゃんのことで支援センターの人と話し合いをした。2週間以内にテストの日程を連絡しますと言われていたのに、1ヶ月たっても音沙汰がないので、月曜日に電話をしてみた。担当者から折り返し電話があり、来週の月曜日ににこちゃんと親との3者面談、その翌週にニコチャンの知能テストをします、と言われた。昨日、ほかの担当者からも電話があったので、「昨日すでに電話をいただいて、テストの日付も決まっています。」と伝えたところ、「それとは別に、心理テストもするので、来週来て下さい。」と言われた。にこちゃんは、「注意欠陥障害」の疑いがあり、テストを受けることを勧められたのが今年の2月。すぐにセンターに予約を入れ、ようやくテストを受ける順番がまわってきた。1ヵ月後には診断結果がでているはず。なんだか、今からドキドキする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月20日 00時00分02秒
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