先月タブレットPCを買った。しかし、我が家はW-LANにしていないので、あまり使えない。そこで、ネットでSIMカードを注文した。必要事項を入力し、決定をクリックしたら、次の画面が真っ白になった。怖くなって、それ以上は何もしなかった。しかし、どうしてもほしくなり、後日もう一度注文してみた。今度も同じ結果で、画面が白くなっただけ。うまくいかなかったのかと思っていたら、1回目のオーダーも2回目のオーダーも通っていて、昨日、今日と2つもカードが発送されてきた。本人受け取りが条件で、昨日は私はいなかったので、最寄の郵便局に受け取りに来るようにと書かれたハガキが郵便受けに入っていた。今日は、私がいる時に、配達に来た。本人確認の書類を見せてくださいといわれたので、パスポートをみせた。「国籍は?」と聞かれた。「日本です」と答えた。ドイツ国籍は持っていないのか?と聞かれたので、もっていない、と答えたら、配達人は入力機械の画面を見せながら「国籍がドイツ以外だと配達できないとでてしまいます。昨日配達しようとしたのも同じものですよね?申し訳ないですが、明日、昨日渡した不在通知と一緒に郵便局まで取りに行ってみてください。もしかして、局では受け渡しが可能かもしれません。」と言った。
これはもしかして、フランスのテロの影響なのかな?と思った。外国人が通信にかかわるものを購入することを、厳しく取り締まっているのだろうか? それとも、同じものを立て続けに2個も注文したので、怪しまれているのだろうか?
ドイツ国籍がなくて不便だと思ったことはいままで一度もなかったが、今日はさすがに、差別されていると感じた。こんなことになるなら、賢浩や恵子のドイツ国籍をとっておいたほうがいいかもしれない。でも、恵子はスイスに住んでいるから、今となってはそれも難しいかもしれない。
ドイツの健康保険に親が加入していれば、子供はスイスにいても、保険でカバーされるはずなのだが、スイスの健康保険組合から、フォームが送られてきて、記入するように言われた。すでに、スイスの健康保険組合には事情を説明し、必要書類も送ってあるのに、なんで今頃こんなフォームが送られてくるのかわからない。
今日、学校で、先生が、「昨日は、スイスフランがものすごく変動しましたね。」という話をした。普通は、1ユーロ=1.2スイスフランぐらいだが、昨日は1対1まで上昇した。そのせいで、ドイツ側の国境の町は、スイスの人たちが両替したり、買い物したりで、かなりにぎわったそうだ。先生が、スイス側の国境の町は「tote Hose」です、と言った。totは死んだという意味の形容詞で、死んだような、とか 生気のない、という意味もある。Hoseはズボンのこと。tote Hose というのは、することがない、おもしろいことがないというような意味になる ということを、電子辞書を引いてはじめて知った。そしたら、クラスメートの一人が、「 pipi im Auge」ですね、と言った。pipiはおしっこのこと。Augeは目。目の中のおしっこってどういう意味?と思った。電子辞書にも載っていなかった。家に帰って賢浩に聞いたら、きいたことない、と言った。ネットで調べたら、目の中に「水」があるということから、涙をたたえる、というような意味になると解説してあった。泣きそうな状態、ということなのだろう。
スイスフランとユーロの変動は、私の生活に大きくかかわってくる。スイスフランの上昇が続くと、本当に「Pipi im Auge」状態になってしまうよー
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