|
カテゴリ:職業再訓練
今週はめちゃくちゃ暑い。30度を軽く超え、週末は40度近くになる予報。
朝7時過ぎですでに気温は20度を超えている。 しかし、家の中はわりと涼しい。学校も教室の窓を開けていれば快適。 我が家の冷蔵庫が故障して、1ヶ月ほど冷蔵庫なしの生活をしている。 オンラインでオーダーしたのだけど、まだ届かない。 連日30度を超える気温で、冷蔵庫、クーラー、扇風機のない生活で過ごせるのは、何気にすごいことかも・・。日本だったら絶対無理だと思う。 火曜日はにこちゃんのピアノの発表会だった。先週のレッスンの時点ではまだうまく弾けておらず、先生に、曲目を変更するか、最初の16小節だけにしたほうがいいかもしれませんね、と言われた。この1週間、必死でにこちゃんに練習をさせ、なんとか形にすることができた。先生にも「頑張りましたね。お家で大変だったでしょう。」と労ってもらった。 今回の発表会で一番話題をさらったのは、定年退職をされたぐらいの年のおじさん。おじさんは、去年のクリスマスに奥さんからピアノをプレゼントされ、今年からレッスンを始めたそうだ。先生と連弾したり、童謡を弾いたり、初心者なのだけど、譜面通り丁寧に弾いており、一生懸命さが伝わってくる素敵な演奏だった。弾き終わったあとは大喝采だった。 恵子から毎日メッセージが届く。せっかく中国に1ヶ月もいるのだから、週末に「西安」にでも旅行に行ったら?と提案しても、「時間がない」という返事。「生物の勉強をしてまーす」なんて報告を読んで、「なんだかなー」と思った。中国語は思ったより身についていたようで、去年よりもレベルが少し高いクラスにいるが、それほど授業は難しくない、と言っている。 ドイツから副賞として参加している子が3人いるのだけど、そのうちの一人は、今年Abiを受けて900点満点中なんと894点をとったのだとか。恵子も880点の高得点で、学校で一番の成績優秀者として表彰されたが、恵子の成績なんて目じゃない。その子は、JugendmusiziertでもBundeswettbewerb Matheでも、かなりいい成績を収めたそうで、恵子は「自分はすごく平凡な生徒だったんだと思えた。」と言っていた。その子のご両親は中国人なのだそうだ。やっぱりアジア人って教育熱心な人が多いのだと思う。 現在学校では、賃金の計算の仕方を習っている。 所得税や社会保障費の計算は、かなり細かい。 その他に、企業はU1,U2,U3と言われる分担金を負担する必要がある。簡単に言えば、U1は従業員が病気や怪我で長期に休んだ場合の賃金負担を企業が受けられる制度、U2は産休時の賃金負担を企業が払い戻してもらえる制度、U3は企業が倒産した時の従業員への支払い保証制度。 一緒に学校に通っているクラスメートのご主人が腕の筋肉を裂傷して、手術を受けた。全治10週間の怪我。医者からの証明を提出すれば、最初の6週間は企業からそのまま賃金が払われる。7週間目から健康保険会社が給料の80%を支払ってくれる。従業員が休んでいるのに、その間賃金を払わなくてはいけないとなると、中小企業にとっては大打撃。そこで、U1として普段から分担金を払っておき、企業は病欠中の従業員の賃金を保険会社に請求できる、という仕組み。 クラスメートは、8月2週めから1週間、トルコに家族で旅行に行く予定でいた。7月末で6週間がすぎるので、8月になると、健康保険会社が会社に代わり、給料分を払うことになる。しかし、「病気・怪我」で働けないからという理由なのに、旅行に行ってもいいのか?という疑問が浮かぶ。クラスメートが保険会社に問い合わせたところ、旅行中は、賃金肩代わり分を支払うことはできない、と言われたそうだ。普通に働いていれば、「有給休暇」になったが、この場合は、「無給休暇」になってしまうわけだ。 この制度は、自分の怪我だけではなく、子供の怪我や病気で自分が家にいないといけない場合にも使える。 ドイツの社会保険料が高いのも、納得だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月03日 04時34分41秒
コメント(0) | コメントを書く
[職業再訓練] カテゴリの最新記事
|