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ドイツでマルチリンガルを育てる

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2015年09月06日
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テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:職業再訓練
木曜日に久々にテストがある。
火曜日、水曜日は恵子の友達が誕生日会のためにうちに来てくれるので、今日ぐらいしか勉強する時間がない。でも、やる気にならない。

今回のテストは税に関する基本事項が中心。
どんな税があるのか、誰(国/州)が法制定の権限を持つのか、その税は誰(EU、国、州、市町村)に使う権限があるのか、誰が管理するのか・・などを覚えなくてはいけない。また、直接税か間接税か、取引税か消費税か所有税か、なども必修事項。
税に関する規定にどのようなものが有り、誰が公布する権限を持ち、誰に対して有効なのかも絶対に覚えておかないといけない。金融に関する役所の上下関係、どの税が控除対象になるかも範囲内。

私は日本で税金の申告をしたことがない。源泉徴収されていたので必要がなかった。所得税、住民税、消費税ぐらいしか縁がなかった。そのほか知っているのは、贈与税、相続税、酒税、たばこ税ぐらいかな?

ドイツにはいろいろな税がある。テキストには40種類の税が解説してある。もしかして、日本にもたくさんあるのかもしれないが、あんまり興味を持って考えたことがなかった。

教科書によると、2013年のドイツの税収は6197億ユーロ。約3分の1が付加価値税で、賃金税、営業税、所得税、エネギー税、法人税が以下に続く。エネルギー税とは、石油、ガソリンなどにかかる税。それからドイツの法人税は15%。

2014年のドイツの歳出は約3000億ユーロ。支出の1位は雇用と福祉で40%以上を占める。さすが社会保障国家。ちなみに2位は防衛費、3位は債務返済。

歳入には、税収のほか、税関連諸経費(steuerliche Nebenleistungen)、負担金(Beitrag)、公共料金(Gebühre)がある。負担金と公共料金の違いは、前者は公共のサービスを享受する対価として支払う料金、後者は公共サービスを享受するしないにかかわらず支払わなければならない料金。
税関連諸経費には、税金の支払いが遅れた時の遅延金や利子が含まれる。Verspätungszuschläge, Verzögerungsgelder, Säumniszuschläge などなのだが、訳してみると、どれも同じような意味になるので紛らわしい。でも違いはあって、Verspätungszuschlägeは申告が期日を過ぎた場合、 Säumniszuschlägeは支払い期日を過ぎた場合に課せられる。

ドイツの税はほとんどが国会で決められるが、一部は州レベルで決められる。州が独占的に決定権を持つ税は、犬税、娯楽税など。
国会が税率などを決め、国が徴収し、国に独占的に使途権がある税は、州に相談する必要がないので、比較的税率を変更しやすいそうだ。だから、自然災害など単発的、突発的に予算手当が迅速に必要になった場合、たばこ税や酒税の税率引き上げが真っ先に検討される、と先生は説明した。

税収が独占的に州にいく税は、ビール税、相続・贈与税、防火税、不動産収得税、競輪・宝くじ税、賭博税。独占的に市町村にいく税は、飲料税、営業税、不動産税、犬税、娯楽税、第二住居税。

税規制には法的規範と非法的規範がある。
法的規範は法律と条例(実施通達)、非法的規範は行政命令と判決。

例えば試験では、「AO(租税法)の分類は法律。立法府が制定し、すべての市民、行政府、司法府に適用される」「OFD-Verfügungの分類は行政命令。OFDが制定し、税務署職員に適用される」と回答しなければならない。ほとんどが略語なので、AEAOとはなんぞや、BFHとは何か、というところから覚えないといけないので大変だ。また、法律や実施通達は全納税義務者及び行政、司法に適応されるが、行政命令は、制定機関より下の機関に属する人たちに適応される。だから、OFDは、最上級機関、上級機関、中級機関、地方機関のどこに属するかも知っていないといけない。まあ、暗記する必要はなく、税法典は持ち込んでもいいので、Finanzverwaltungsgesetz(FVG)第1条とだけ覚えておけば、テストでは答えをかけるとは思うが、長文をいちいち読んで単語を探している時間はないので、ある程度家で準備をしておかなくてはいけない(マーカーを引くことは許されている)。

それほど範囲は広くないのだけど、聞きなれない単語ばかりで、勉強しても頭にとどまらない。
勉強は若いうちにするものだなーと思う。











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最終更新日  2015年09月07日 03時06分53秒
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