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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:職業再訓練
昨日恵子は大学の日本人会で知り合った中国人留学生のカップルをWGに呼んで一緒にお茶をしたそうだ。日本人会には日本人留学生も何人かいたそうだが、「連絡先を渡したけど、彼らからは何の連絡もない」とのことで、その後コンタクトをとっていないらしい。
なぜ中国人留学生が日本人会に来ていたかというと、彼らは東工大に留学していたそうで、日本語がペラペラ。日本にも留学して、さらにスイスで勉強というのもすごいなーと思った。専門は機械工学だそうだが、語学の才能もあるのだろう。デキる人はなんでもできるのだなーと感心する。 恵子は大学に自転車で通っているのだが、「まだ9月なのに手袋とマフラーがないと自転車に乗るのがつらい。」と先週メールが来た。確かに日中は暖かいのだが、朝晩は冷える。私の車は、外気が4度以下になるとシグナルがなる。毎朝シグナルを耳にする。 賢浩の金曜日の時間割は、1,2時間目(7時半から9時)と5時間目(11時から11時45分)。3,4時間目は本来なら倫理の授業があるのだが、先生の都合で2ヶ月間休講。間に2時間も空き時間があるので、賢浩は一旦家に戻ってきて、好きなことをしている。しかし、自宅が近くにない子は、そのまま学校の付近に残って過ごすことになる。11年生、12年生になると選択授業が増えるので、時間割が変則的になるが、10年生の段階ですでにこの有様。先生の数が足りていないのだと思う。 私のほうは、週2回M先生の授業がある。M先生は健康面で問題があり、ものすごい体臭(口臭)を放っている。先生が咳をするたびに、みんなは顔をしかめる。窓を開けたり、香水を振りまいたり、自衛手段をとっているが、限界がある。M先生自身はとても良い人なのだが、耐え難い悪臭。 8時から授業は始まり、12時までに30分の休み時間がある。しかし、M先生は15分ほど遅れて授業に来る。9時半から45分間ほど休み時間になる。11時から15分ほどの中休みが入る。先週の金曜日は15分早く授業を終わってくれた。時間管理がゆるゆる。授業は、ほとんど先生がいうことをノートに書き取るだけ。書き取りの授業という感じ。しかし、私達のクラスはドイツ育ちの人が少ないので、分からない言葉も多く、先生に何度も聞き返すことになる。私は勇気がなくて、先生に聞き返したりできないのだが、クラスメートが何度も聞き返してくれるので、ありがたいなーと思っている。 「Ohne Obligo」「 Rüge」「entbehrlich」などの言葉を先生が発した時、クラスがざわざわした。半分の人は意味がわかっていなかった。もちろん私もほぼ初めて聞く言葉。恥ずかしながら 「Rüge」は「Lügen?」「 Ruhe?」とスペルさえもわからなかった。 昨日、今度の英語の単語テストに備えて賢浩の勉強を手伝ってあげた。私がドイツ語で単語の意味をいい、賢浩に書かせる。私の発音が多少悪くても、賢浩は自分の頭のなかで自動変換してくれてだいたい通じる。恵子もそう。私のLとRの混同を頭のなかで自動変換してくれるので、「ママが言いたいのはこういうこと」と理解してもらえる。しかし、昨日は、ドイツ語だけではなく、英語の発音ミスも賢浩に指摘されてしまった。 ギムナジウムでは、10年生で半年から1年間の海外留学をする制度がある。賢浩のクラスでは、男の子が来年アメリカに行くことが決まっているが、すでに一人の女の子は「ドミニカ共和国」に留学中。「なんでドミニカ?」と賢浩に聞いたら、「知らない」と言われた。賢浩は「僕も留学したほうがいいかな?」と言い出した。今更遅いと思う。そもそも小さい頃から夏休みをしょっちゅうアメリカで過ごしているし、何度もサマーキャンプに参加しているのだから、現段階ではそれほど必要とは思えない。そういう点では、うちの子供達はかなり羨ましい環境にいると思うのだけど、本人たちはそれを理解しているのかしら? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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