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カテゴリ:職業再訓練
税理関係事務の職業再訓練は、学校での授業と税理士事務所での研修の二本立て。
今日で18ヶ月間にわたった学校での授業が終了した。 授業の後、みんなで持ち寄った食べ物や飲み物で「お別れ会」。 成績表も渡された。 試用期間(6ヶ月)が終わった時に渡された成績よりはかなりよくなっていた。 税法が2.3、一般経済が1.6、簿記が1.3だった。 私達のクラスは7人だったが、そのうち2人はまだ1月からの研修先が見つかっていなくて、見つかるまで、引き続き学校に通い、授業に出ないといけない。先生や事務担当者が、一人ひとりと握手しながら挨拶をしてくれたが、研修先がみつかっていない二人は、「私達はまだ来ますから、来年そうそうすぐに会いますよ。」と自虐的になっていた。 私達のクラスはパーティー好きが多く、誕生日ごとに盛大に学校でお祝いをしたり、頻繁にグループメールが回ってきたり、すごく仲良しだった。でも、私だけが、年がかなり離れており、またバックグラウンドも違っていたので、かなり浮いていたと思う。 彼女たちは、授業中もおしゃべりが多いし、テストではカンニングをしたり、ちょっと不真面目な面もあるのだけど、すごく場を盛りあげるのがうまい人たちばかりだった。 先生(男性)が、「ちょっと、この教室暑いですね。窓を開けましょうか?」というと、「やだー、私たちは女性ですよ。男性と違って柔肌なんです。冷たい風に耐えられませんよ~」と言い返す。 「先生、今日は誕生日会をしたいから、早めに授業を終わりましょうよ。」と、柔らかく自分たちの要求を通す。そのお願いの仕方が絶妙で、「仕方ないなー」と相手に思わせる。 先生が説明をしようとすると、「先生、ちょっと待って。今おしっこしてくるから。絶対にすぐに戻ってくるから・・・」と教室を出て行く。先生は、「おしっこを待っていないといけないのか・・・」と苦笑いをしながらも、待っている。こういうことは、絶対に私にはできないなーと思う。とにかく、この18ヶ月間、そういう人たちと一緒のクラスだった。楽しい人たちだけど、やはり私はそのノリについていけなかった。だから、たまにクラスにいることが苦痛だった。 それに対して、研修先では女性は税理士さんだけ。例えれば、社長が女性で、若い男性社員が3人に私という構成。仲良しグループは存在しない。男性社員3人中2人は「社長」の息子だから、一人だけ年の離れた異性の研修生だからといって疎外感を感じることもないと思う。そういう点で、研修先のほうが居心地がいいのではないかと期待している。 不安点は、まだ契約書が相手から返却されていないこと。 事務担当者にそのことをリマインドしたら、「じゃあ、これからメールを書いてみるわ。」と言ってくれた。翌日に「メールは書いていただけましたか?」と聞いたら、「なんで、書かないといけないの?」と聞かれた。えっ?昨日お願いしたことを忘れているの??? 「まだ契約書が手元にないので、不安に感じています。この状態で研修に行ってもいいのでしょうか?」と聞くと、「今から電話したほうが早いわね。」と言って、その場で先方に電話をしてくれた。先方は、たぶん契約書を送り返す必要があるとは思っていなかったようで、1月に私が来た時に渡すつもりでいたようだ。それを聞いてホッとしたが、みんなが「研修担当者には事務能力がない。」と不満を持っている理由がわかったような気がした。 今日は、私達と1年間一緒に授業を受けていて、6月から研修をしているフルタイムのクラスメートも二人かけつけてくれた。二人とも今の研修先にとても満足していて、来年資格試験に受かればそのまま雇ってもらえるようだ。フルタイムのクラスメートは5人いたが、その中でPさんという女性は、成績も抜群だし、面倒見も良くて、比較的私とも年齢が近かったので、私がとても頼りにしていた人だった。彼女にも今日のお別れ会に顔を出してと声をかけたが、来なかった。彼女は研修先に不満がいっぱいあって、職業選択を間違えた、とさえ言っているようだ。彼女はものすごく勉強熱心で、先生にも毎回納得するまで質問していたし、早々に研修先も見つけて、前途洋々だと誰もが思っていた。まさか、半年後にこんなに明暗がわかれるとは誰も予想していなかった。 私にはどんな道が待っているんだろう? ワクワクした気持ちと同時に不安でいっぱいだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年12月18日 01時58分28秒
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