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カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
あけましておめでとうごさいます!
昨日は、近所に住むヨハネスくん一家が我が家に来てくれ、一緒に新年を迎えた。 その前の年はヨハネスくんの家で大晦日の夕飯をごちそうになり、新年は我が家の前でゼクトを乾杯し、花火をあげた。ヨハネスくんの家に何度かお呼ばれしたことがあるが、ものすごく食事がシンプル。普段の言動からも、あまり肉や甘いものを食べない人たちなのだな、と思った。そういう人たちをお招きするのは、非常に気を使う。 今週は3組のゲストが我が家に来てくれた。 1組目は恵子の友人とその家族の3人。 巻きずしと照り焼きチキンをメインに全体的にアジアっぽいテイストにした。 デザートは、みかんのチーズケーキとパイナップル。 2組目は私の友人の日本人夫婦。 ご主人がワイン好きで良いワインを持ってきてくれるといったので、ワインにあう大人向けのテイストにした。生ハム、チーズ、ブルスケッタ、チキンナゲット、生春巻き、グリーンサラダ。デザートは洋梨ババロアと果物やクッキー。彼らは3時頃に我が家に来て、帰っていったのが10時頃だった。私の友達が運転するので、彼女はあまり飲まず、私もほとんど飲まないので、友達のご主人と私の夫で2本空にしていた。日本語で話していたので、夫は途中から会話に参加できず、酔いも回って、最後は席を外していた。様子を見に行ったら、いびきをかいて寝ていた。私は日本語がたくさん話せて嬉しかったけど、夫は会話についていけず、私も恵子も面倒くさくてほとんど通訳しなかったので、夫には可哀想なことをしたなーとは思う。しかし、香港に行ったり、夫の家族と旅行するときは、私がいつもそういう気持ちになるのだから、おあいこだよね、とも思った。 そして、3組目は昨日のヨハネスくん家族の5人。 ブルスケッタ、キッシュ、マカロニサラダ、ポテトグラタン、グリーンサラダ、ソーセージ。デザートは洋なしのタルトとシュトレンとパイナップル。 ところが、好き嫌いが激しいというか、3人兄弟がそれぞれ、調理されたチーズや乳製品は食べられない、肉が食べられない、野菜、特にトマトが大嫌い、と分かれていて困った。でも、用意したソーセージ2kg分がきれいに消費されていてびっくりした。 ヨハネスくんの一番上のお兄さんBくんは賢浩のひとつ下の学年だが、今回は賢浩がいなかったので、ちょっと時間を持て余し気味だった。Bくんに、「来年は職業実習(BOGY)だね。賢浩は今年やったけど、ギリギリまで応募しなくて、9月にようやく研修場所を見つけたんだよ。Bくんは、もうだいたいどんなところでやりたいか決めているの?」と聞いたら、なんと「国会でやります」と返事が戻ってきた。冗談かと思ったら、本当だった。私達の地区から選出された議員が地元に戻ってきた時に会いに行って、その場で1週間の研修をさせて欲しい、と頼んだら、あっさりOKがもらえたとのこと。BOGYの1週間はベルリンに滞在して、代議士の事務所で研修させてもらうらしい。すごいよね。政治に興味がある、という話になって、そこから話題がシリア難民に対するドイツの政策は正しいのか、メルケルをどう評価するか? ショイブレをどう思うか? になった。夫がBくんに「シリアでは一般市民を盾に使っている。一般市民に被害が出るとわかっていても、軍事拠点を空爆するか?君だったらどう決断する?政治家ならそういう決断もできないといけないよ。」と言った。Bくんが返事に困っていたら、Bくんのママが「外務大臣と防衛大臣にだけはさせないようにしますから、大丈夫です。」と笑いに持っていった。それなのに夫はさらにしつこく質問する。その前日、私の友人夫婦との会話に参加できなかった反動なのか、ものすごく世界情勢を熱く語りだして、私と恵子はドン引き。 ニコちゃんの部屋で遊んでいたヨハネスくんとヨハネスくんの2番めのお兄さんJくん、ニコちゃんが階下に戻ってきた。ヨハネスくんがピアノ弾き始めた。まだ習い始めて3ヶ月というのに、はっきりいってニコちゃんより上手だった。1年ぐらいで追い抜かされると予想はしていたが、3ヶ月ですでにはるか上を行っていた。なんでもデキる子って本当にいるのだなーと感心した。Jくんは「僕もフルートを披露したい」と一旦家に帰り、フルートとピッコロを持ってきた。恵子にもバイオリンを弾いたらと勧めたが、頑なに拒否された。 音楽に飽きると、次はボードゲーム。 そして0時を迎え、みんなでゼクトで乾杯。 その後外に出て、打ち上げ花火を見た。 今までは賢浩がやりたがったし、ヨハネスくんの家に招待されていたことも有り、我が家で花火を用意して、年越しの乾杯と花火は我が家でしていた。今回は我が家が夕飯に招待したし、賢浩もいなかったので、花火は買わなかった。ところが、子どもたちは花火を期待していたようで、「なんで買ってないのか?」と責められてしまった。仕方なく、家の中を探し、線香花火みたいなやつを一箱と去年の残りの爆竹をみつけた。しかし、その爆竹は賢浩が自分がやりたくて買ったもので、勝手に使ったら怒られそうな気もしたが、使わせてもらった。大きな音が楽しかったようで、「もっとやりたい」と言われた。もうない、と言っても、「まだ、賢浩の部屋を探せば見つかるかもしれない。」とヨハネスくんは諦めない。そんなにやりたいなら、自分の親に買ってくれといえばよかったに・・・と思ってしまった。 でも、周りの家からはたくさん花火が上がっていて、それをみているだけでも楽しかった。霧のせいなのか、煙のせいなのか、あたりはもやっていた。外にいてもあまり寒くなかった。今年の冬は本当に暖かい。 なんだか、お正月らしい厳かさが全く無い。 実感はないけど、2016年が幕を開けた。 2015年は個人的にはいい年ではなかった。楽しかった、嬉しかった、という記憶があんまりない。でも、家族みんなが健康だったのだから、感謝しないといけないかな? 今年こそは、振り返った時に、いい年だったなーと思える年にしたいな。あと、個人的にはすぐにカッとならないように気をつけたい。子供に「ばか」となるべく言わないようにしようと思う。ほめて育てる・・は私には無理だけど、もう少し穏やかに子供と向き合えるようにしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月01日 19時38分42秒
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