ドイツでマルチリンガルを育てる

昨日は今年一番の寒さだった。
日曜日から降り続いた雪で交通も麻痺。
社長も渋滞に巻き込まれ１時間以上の遅刻。
私は田舎道を走っているので交通量が少なく渋滞とは無縁。
しかし、道路の除雪されていなくて、アイスバーンの上を走行しているのと同じ状態。おまけに濃霧で視界も悪く、間違ったところで左折してしまい、結局隣の村まで走ってからUターン。道の途中でハンドルを切り替えてUターンするのは危険過ぎると思ったからだ。車の中の温度計を見たら、マイナス２０度になっていた。
私が働いている事務所は「温泉療養地域（Kurgebiet)」の中にある。
でも周りの景色を楽しむどころではなく、必死の思いで運転している。

昨日は久々に出勤した社長から新たなミッションを言い渡された。
税務署から送られてきた納税証明書に書かれた内容があっているかどうかを確認する仕事だった。
社長が自分のPCでやり方を説明し、私は社長の横に立ってそのやり方をメモする。でも、画面が見づらくてよくわからなかった。最近本当に画面の文字が読みづらい。PCを使うときはメガネを掛けているのだが、メガネの度が弱すぎるのかそれほどかわらない。説明の口調も早いし、緊張してしまい、頭が混乱。でも、「わかりません。もう一度説明してください」とはなかなか言えなくて、「わかりました」と思わず返事してしまった。

その後試行錯誤を繰り返し、ようやく操作の仕方は分かったが、内容があっているかどうか確認しろと言われても、確認の仕方がわからない。
社長は「学校で租税法は習ったでしょ？　特に期限は資格試験にも絶対に出るところ。頭に叩きこまないといけないから、次からは学校で使った教材をここに持ってきて、確認しながらやりなさい。」と言われた。納税額が確定する時効は４年なのだが、なぜか２００５年の納税証書もあって驚いていると「それぞれの納税証書には理由が書いてあるからそれを読めばわかるはず」とあっさり片付けられた。

しかし、２００５年の納税書には「Nach §165 Abs1.Satz2 AO mit Ausnahme der im Abschnitt Erläuterungen....」という一文が記載してあるだけ。まずドイツ語の意味がわからない。事務所内で電子辞書を使うのは少し恥ずかしい。
今日は久々にうちで勉強しないと・・・