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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:職業再訓練
昨日は研修が始まってから一番最低な日だった。
そもそも私には専用の机と椅子、PCが与えられていない。 事務所が狭くて物理的に場所がないのだが、そのほかに、私のためにソフトのはいったPCを投資する気はさらさらないようだ。しかし、ほとんどの仕事は特別な会計用ソフトがないと成り立たない。なんでもデジタル化しているから、手書きの仕事なんてない。私は週に3日しか出勤しないし、社長の息子も外回りが多く、交代で使えばいい、というのが社長の考え。今週は月曜日と木曜日は社長の息子が外出で私が彼の席で仕事ができたが、金曜日は全員事務所にいて、私が使えるPCがなかった。そもそも座る場所さえなかった。 そんな状態で私に与えられた仕事は古いファイルの整理。いらない書類はシュレッダーにかける。たまったシュレッダーのクズを地下にあるアパートのゴミ集積所まで持っていく。昨日だけで3回もゴミ集積所に捨てに行った。あとは手紙の受付と発送。朝8時と昼12時に郵便受けにポストを確認しに行く。発送はドイツポストではなく、プライベートの郵送会社を使っている。そのほうが郵送料が安いし、切手に番号が付いているので、書留のようにあとで追跡できるという利点がある。毎日午後4時半に事務所から5分ほど離れたところにあるポストに回収の車がくる。すっかりこの回収のオジサンと顔見知りになってしまった私。昨日も「貴方が来るのを待っていたんだよ。良い週末を!」なんて挨拶を交わした。仕事時間中一番心が和む瞬間。 私の仕事は、発送と書かれた箱に入っている手紙を封筒に入れ、大きさ、重さごとにあった切手を貼り、それぞれの宛先・内容・切手番号・郵送料をPCに入力すること。しかし、昨日はPCが使えなかったので、とりあえず紙にすべてかきとめておかなければならなかった。そのほかに、台所の掃除。これは私がしろとは言われていないが、私がしなければ私の指導官(?)がすることになるので、やらざるを得ない。 ぜんぜん専門知識なんていならない単純労働ばかり。 無償労働の上に、契約よりも長い時間働かざるをえない状況で、更には何にも学ぶことができない今の環境が苦痛。昼休みも満足に取りづらい。小さな台所があるのだが、昼休みは社長や息子たちがそこで食べている。それが終わるのを待っていると、かなり遅くなる。また、PCを使う仕事(郵便物の管理)は、彼らが昼休みの間にさせてもらうことになるので、昼休みが1時半とか2時頃になってしまうのだ。台所は社長室の裏にあり、すりガラスのドアで仕切られている。私が休憩中は社長は既に仕事をしているので、台所で音を立てるのがはばかられる。ついつい自発的に10分ほどで休みを切り上げてしまう。 それぞれの税理士事務所で働いているクラスメートたちは「今日は、給与計算のソフトの使い方のセミナーを受けた」とか「確定申告書を5件分仕上げた」とかそんな話をしている。未だに一回も簿記をさせてもらえていない私の状況にみんな驚いている。「研修生をお手伝いと勘違いしている。学校の研修担当者に伝えるべきだ。」とみんないう。確かに今の状況は今後改善される余地が少なそうだ。しかし、未だに研修先が見つかっていないクラスメートもいる中で、研修先を代えることは不可能に近い。 このままでは、たぶん研修修了後にそのまま引き続き雇ってもらえる可能性もないだろう。社長にはもともとそのつもりはなさそうだ。 とにかくモチベーションが下がりっぱなし。 こんな状態では1年後の資格試験も心配だ。 今はこれも社会勉強と割り切るしかないのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年01月23日 22時18分24秒
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