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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:ドイツ・ドイツ語・ドイツ人
あっという間の一週間だった。
今週は1日だけしか仕事をしなかったので、ゆっくり出来た。 水曜日が私の誕生日で木曜日が夫の誕生日だった。 水曜日から夫がミュンヘンに行くので、前倒しで火曜日に誕生会をしようと思った。 火曜日は夫と役所に行って、賢浩のドイツ国籍の申請をした。 ニコちゃんは出生と同時にドイツ国籍を取得できたが、恵子や賢浩はドイツ国籍を持っていない。 恵子は現在ドイツに居住していないので、ドイツ国籍申請はできないと言われたが、賢浩は取得可能と言われた。必要書類は出生証明書と過去3年間の学校の成績表とのことだった。 私達が今まで彼らのドイツ国籍を申請しなかったのは、ドイツは二重国籍を認めていなかったからだ。 しかし、ドイツも2014年から二重国籍を認めるようになった。 賢浩は夏以降アメリカに留学するかもしれないが、大学はドイツで進学するつもりでいるので、今のうちにドイツ国籍を持っていたほうがいろいろな手続が楽だと思った。国籍で進学、就職を差別されることがあると聞いたからだ。また、ドイツで奨学金を申請する際も、ドイツ国籍がないと不利。 しかし、役所では「ドイツ国籍を申請すると、自動的に日本国籍が失われます。」と説明された。「二重国籍を認めているはずでは?」と聞くと、「英国籍は保持できますが、日本国籍は保持できません。」と言われた。「確かに日本は二重国籍を認ないが、それは23歳までに選択しろという話で15歳の現段階で決断しなくてもいいはずだ。」と抗議したが、「できません。日本大使館にも国籍放棄の旨を通知します。」ときっぱり宣言された。 それで、結局、本人が大きくなってドイツ国籍をとりたいと判断したら、その時に取得してもらおうということで、今回は申請を取り下げた。 今回の申請でわかったことは、 1.ドイツは出生地主義をとっている。ドイツで生まれた子供は、親が外国籍であってもドイツ国籍を取ることができる。しかし、賢浩のケースは、生まれた時に、母親である私が期限付きの滞在許可しか持っていなかったので、国籍を自動的には取得できる条件を満たしていなかった。ニコちゃんが生まれた時は、すでに私も無期限滞在許可をもっていたので、出生と同時にドイツ国籍を申請できた。 2.ドイツは二重国籍を認めているが、それは、EUおよびスイス国籍、もしくは、ドイツ国籍をとった後に取得した国籍についてで、外国人がドイツ国籍を申請する場合は、EUおよびスイス国籍以外は放棄しないといけない。 ということ。 まあ、国籍なんて1つ持っていれば十分。私は日本国籍で満足しているし、ほかの国籍を取得したいとは一度も思ったことがない。 役所に行った後に、買い物に行き、奮発して分厚いステーキを買った。 家に帰って、「今日はお誕生日会をするからね」と言ったら、賢浩が、「えっ、サッカーの練習があるけど。夜8時からにして。」と言った。しかたなく、8時まで待って、ステーキを焼き始めた。ところが15分過ぎても帰ってきやしない。携帯に電話をしても無視。せっかくのステーキが・・・。ものすごく頭にきて、結局3人で食べ始めた。9時近くに帰ってきて、ものすごくムカついた。こんなことなら、もともと3人だけで7時ぐらいに食べ始めればよかった。デザートも頑張って作ったのに、本当にがっかりした。私は終始不機嫌で、夫は「おいしいんだからそれでいいじゃない。賢浩も友達との付き合いがあるんだろう。せっかくのごちそうなんだから、楽しく食べようよ。」と取り繕おうとしていたが、楽しい気持ちになんてなれなかった。 帰ってきた賢浩に「8時からといったのはそっちなのに、ありえない。そんな勝手なことをする奴は、うちにはいらない。とっととアメリカに行って欲しい。」と思わず言ってしまった。あーあ・・・ 、 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年02月06日 16時52分59秒
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