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カテゴリ:職業再訓練
イギリスがEUから離脱することに国民投票で決まった。
私達家族はドイツに長年住んでいるがドイツ国籍を持っているのはにこちゃんだけ。 一時賢浩がアメリカに行く前にドイツ国籍を取得させることを検討していたが、日本国籍放棄が条件だったのでやめた。しかしイギリスがEUから離脱してしまうと、今まで私達が「EU市民」ということで享受していた恩恵(?)がそのまま受けられるのか不透明。私は「EU市民の配偶者」という肩書の滞在許可書を持っている。すでに「無期限滞在許可」になっているが、夫や子どもたちはもともと滞在許可が不要だった。また夫はイギリスで取得した免許証をそのままつかっている。そういう細かいことが今後どう変わっていくのかわからない。また郵便料金や電話料金もEU域内でなくなるとかわってしまうかもしれない。やはり賢浩にドイツ国籍を取らせておいたほうがいいのではないか?と迷い始めた。 研修生のメリちゃんは今週の月曜日から本格的に研修にはいった。 メリちゃんが加わった初日にミーティングがあった。 その時社長は「あなた達はすでに理論過程を終了しているのだから、いちいち私に質問するのはやめなさい。自分で考えて答えをみつけるべきだ。試験では私には頼れないわけだし、私もあなた達に手とり足取り教えている時間はない。」と言い切った。 そのほか「事務所はこのアパートの最上階にあるが、重い荷物を持っている時以外は階段を使うようにしなさい」「ヒールのある靴で歩くとフローリングなので下の家に響く。靴にきをつけるように」「1週間の予定をたてて、週末にどの程度達成できたかチェックしなさい」・・・などのお達しがあった。私はすでに6ヶ月近く働いているが、初めて聞くことばかりだった。何故今まで言わなかったことを急に言い出したのか、ちょっと面食らった。メリちゃんも「社長があんなにシビアな人とは思わなくてびっくりした。」と言っていた。 社長は「お昼時間は交代で取りなさい。11時半から12時半と12時半から1時半などにして、遅くとも1時半には全員がとり終わっているように。」とも言った。それに対してメリちゃんは「二人一緒にとってはいけないのですか?」と聞いた。社長はあっさり「二人一緒でもいい。」と前言を翻した。夏休みについてはメリちゃんはすでに個人的に社長に打診していて7月後半2週間をとることにしていたようだ。それでその間は私が毎日出勤するように社長に言われた。えーそんなのあり?と驚いた。メリちゃんが夏休みを取るのは勝手だが、私がその分フル出勤するのは子供がいる身としてやっぱり厳しい。打診もなくいきなり決定事項として伝えられても困る。メリちゃんなら「フル出勤はできません。」とはっきり言っただろう。でも私はやはり「困ります」とはいえなかった。もちろんその分あとで休みがもらえるはずだが、ちょっともやもやが残った。 メリちゃんは理不尽なことや疑問点はかならず口にして自分で働きやすい環境に変えていっている。私にはそれができずに、不満があっても我慢してしまう。メリちゃんは本当によく社長とコミュニケーションをとっている。語学のハンデ以外にも、やっぱり性格だと思う。メリちゃんはわがままで自己主張が強いというわけではない。協調性があって、明るく、誰にでも好かれる人だと思う。メリちゃんとは親子ほど歳の差があるが、見習わなくっちゃ、と思うことがたくさんある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月26日 05時56分28秒
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