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カテゴリ:職業再訓練
今週から2週間メリちゃんが夏休みをとっているので、私は全日出勤を命じられた。
社長曰く「依頼者によっては3日間以内に簿記をして帳簿を返して欲しいという人もいる。しかしあなたのように週3日勤務ではそういう仕事を頼めない。せめてこの2週間だけでもフルタイムで働いて欲しい。」と言われたので、嫌とはいえなかった。昨日はもともと自分と子供の歯医者の予約が有り、1時までで帰らせてもらったが、後の日は朝8時から夕方5時までびっしり働き詰め。メリちゃんと一緒なら1時間昼休み休憩を取れるが、一人では元のように10~20分で済ませてしまう。 月曜日と火曜日は先週言いつけられた所得税申告の仕事の続きをした。所得税申告の仕事は1ヶ月前にも3件を終わらせるようにと言われた時、「仕事が遅い」と苦言を呈されたので、そこからはお尻に火がついたような状態だった。全力で仕上げたのに、「できました」と報告しても「棚においといて」と言われただけ。2週間たってもチェックさえしてもらえていない。先週は更に5件の申告をするように言われ、昨日までに全部仕上げた。私が帰るときには社長は外出中だったので、「できるところまで全部終えました。不明点は書き出してあります。明日からは新しい仕事に取り掛かれます。」と机の上にメモを残した、 今朝新しい仕事をふられた。私がこの事務所に来た時から棚の隅に放置されていたファイル6冊を渡され、2014年と2015年の簿記をするように言われた。はっきり言って、私が毎日フルで働いて片付けなくてはいけない仕事ではないような気がした。 なんだかいいように使われているだけなんだな、と思った。私は電話番はできないが、郵便を取ってきたり出すことはできる。つまりメリちゃんか私のどちらかは必ず出勤して雑用をしろ、ということなのだろう。休みを重ならないようにとるのは常識だが、そもそも私は週3日間、厳密に言うと週25時間の契約になっている。それを一方的に週40時間に変更するのは、こちらの立場が弱いことを利用しているだけなのではないだろうか? 結局所得税の仕事をしても、質問することも許されない。わからないことを質問すると「ひとつひとつ聞かないで、書き出しなさい」と言われる。書き出してもそのリストに目を通してすらもらえないし、永遠に回答はもらえない。それでもその都度できる範囲で自分で調べるから所得税申告の知識は増えたとは思う。 しかし、毎日出勤はきつい。朝7時半に家を出て、帰ってくるのは午後6時近く。それから夕飯の支度をする。家の中は子どもたちの脱いだ靴下やTシャツがあちこちに落ちているし、アイスやお菓子のゴミがそのまま散乱している。子供に宿題やピアノの練習をしろといっても、する気配なし。こちらも疲れていて、子供の勉強を見る気力もない。特に今週は暑くて、親子ともどもダレ気味。あと2日間もタダ働きかと思うと本当に何のためにこんなことをしているのかバカバカしくなってくる。家のこと、子供のことを疎かにしてまでする仕事ではない。週3日は耐えられるが、週5日は耐えられない。来週も週5日フル出勤かと思うと気分が萎える。社長の機嫌を損ねないように常に気を使うので、ちっとも楽しくない。 社長は「あなた達が使っているコンピューターのソフトのライセンスは1台につき1ヶ月400ユーロもするのよ。それに私はあなた達に説明する時間を投資しないといけない。研修生を雇うのは高く付くのよ。」と私とメリちゃんに言ったことがある。それも一理あるけど、私達に給料を払っているわけではないし、私達のためにソフトを契約してくれたわけではないし、どう考えても社長が得をしているように思える。でも悔しいながら、もし私とメリちゃんがやめたとしても社長はそれほど困らないと思う。先週、メリちゃんが棚を整理していたら、何通かの履歴書がでてきた。半年以内に送られてきたもので、研修生として応募してきている人たちのものだった。私達がやめたとしても代わりはいくらでもいるのだ。世の中本当に弱肉強食なんだなー。だからこんなあからさまなパワハラがまかり通ってしまうのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年07月21日 05時41分15秒
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