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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:職業再訓練
早いものでもう11月。昨日も今日も朝は氷点下だった。日中は10度近くになるけど、だんだんベランダで昼食をとるのが辛くなってきた。朝も社長たちのことを5分から10分外で待っていないといけない。8時始業だが、5分前に来るようにと入りたての頃に言われた。待つぐらいならちょっと遅れていこうかな?と思うこともあるけど、もしかして私が待っているから早く行かないと・・・と向こうが急いできたのに、私が遅刻して来たら、腹が立つだろうな、と思って、やはり5分前には着くようにしている。
何の進歩もないまま研修も10ヶ月が過ぎた。資格試験まであと半年ほど。クラスメート達は自主的に週1回午後学校に集まって勉強会を開いている。私は午後も仕事があるので参加できない。随分前に買っておいた模擬試験に挑戦してみたら、最も自信があるはずの所得税についての問題すら半分もできない。口頭試験は「ある人が起業したいと相談に来たと想定。どのような会社形態がその人に一番あうか、その利点と欠点を説明してあげてください、またどのような義務が生じるかも説明してください」などという問題が渡され、その場で対応しないといけない。全く自信がない。 とにかく私は人と話をする機会がない。事務所でもほぼ一人で作業をしている。社長も息子も忙しくて私が話しかけるのははばかられる。社長が私のところにくるのは、コピーをお願いするときぐらい。わからないことは自分でネットで調べて解決している。話さなくてもいいというのはありがたいことではあるけど、完全に存在を無視されているわけである。プライドや野心がある人は、こんな事務所にはいられないだろう。 ドイツ語の個人レッスンを受けているのだが、「会社での一日を話してみて」などと言われることも多い。毎回毎回先生が変わるので、その度に同じような話をしている。どの先生も「やる気をなくさせるようなことしか言わないなんて、その社長は人としてどうかと思う。」という。やっぱり誰の目から見てもおかしいのだ。 私たちは研修中にすべてのことを一通りやってみる義務がある。研修手帳のようなものがあって、最後のページに社長のサインを貰わなくては、試験を受けることもできない。メリちゃんは、「あの社長は「あなたはこの項目をすべてできるようになったとはいえないから、私はサインできないわ。」って言って、サインをすることを拒否しそう。そうやって私たちが試験を受けるのを妨害するような気がする」と以前言っていた。その時は、まさか・・と思っていたけど、本当にそれぐらい意地悪なことをしかねないと最近は思うようになった。 本当にやる気も自信も日に日になくなっていく。意地悪はされないけど、いてもいなくても同じ存在とおもわれているのはきつい。早くここから抜け出さないと精神が病みそうな気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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