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カテゴリ:職業再訓練
賢浩の学校は今週の木曜日まででその日の夕方のフライトで戻ってくる。
こちらに着くのは金曜日。 恵子も週末うちに戻るというので、家族5人がほぼ1年ぶりに集う。 すごく待ち遠しい。 水漏れ事故が有り、修繕のためバスルームのタイルの一部を壊して外した。夫が修理をするためあちこちのDIYショップで似たようなタイルを探したのだが、どれも微妙に違う。タイルの裏に小さく品番があったので調べてみたら、ビレロイボッホ製のタイルだった。 この家は築40年近い。40年前に使っていたものと同じものを探すのは難しい。 少しずついろいろなところがほころびはじめて、修理をしていかないといけないのだが、使われている素材がやたら高級品で、同じように直そうとするとものすごくお金がかかるのが悩みの種。 5月までに職安から送られてきた就職先紹介の手紙はすべて「雇用主が望むスペックに合致しない」という理由で職安に送り返した。しかし6月にはいっても送られてきたので、それにはとりあえず応募することにした。それは派遣会社が取り扱っている案件で、派遣会社に応募する形になる。職安が派遣会社を紹介するって変な話だと思った。 派遣会社からは直ぐに電話があって、面接に来て下さいと言われた。 派遣会社ではまず登録用紙に記入するよう促された。登録用紙の質問事項の中に「どうやって当社の存在を知りましたか?」というのがあって、選択肢の中に「職安」があったので、職安から普通に紹介されてきている人が結構いるのだなーと思った。 そのあと係の人との面談があったのだが、私の場合まだ職業研修が終わっていないので、終わってからではないと話が先に進まないと言われた。 通勤は何Km圏内まで可能か?どんな職種を希望か?などを聞かれた。 この派遣会社で取り扱っている仕事は大半が週40時間勤務のフルタイムの仕事で、パートタイムの仕事はほとんどないと言われた。 そのほか、直接雇用主と契約したいか、派遣会社を通した契約をしたいか?と聞かれた。 仕事内容に変わりはないのだが、雇用主と直接雇用契約を結ぶか、派遣会社の正社員として派遣されるかの違いだと言われた。派遣社員は同一会社に18ヶ月以上働いてはいけないという法律ができ、18ヶ月でクビを切られるかそのまま正社員として受け入れてもらうかのどちらかになる。派遣会社の正社員として派遣先で仕事をするという意味が何度説明してもらってもよくわからなかった。 最後に「希望給与」を聞かれた。私は「相場が全くわかりません。」と正直に答えた。担当の人は「そうですね。普通は2500~3000ユーロですね。それでいいですか?」と私に確認した。クラスメートでそのまま税理士事務所にフルタイムで雇って貰える人の話を聞いていると、フルタイムでも1800~2200ユーロあたりが相場のようだ。だから担当者の出した額が予想より多くて驚いていると担当者は「でもこの額は税込みですよ。」と念を押した。「不満ですか?」と聞かれたので、「むしろ多くてびっくりしてます。」と答えた。 そもそもフルタイムで働くということが今の状況では無理だし、口頭試験に受かるという保証もない。すでに私の中では何かが燃え尽きてしまって、全く勉強する気にならない。もうどうでもいいとすら思っている。だから就活にも身が入らないのだが、派遣会社の人との30分ぐらいの面接は意外と面白かった。先月職安から送られてきた紹介先にもダメ元で応募しておけば良かったなーと思ったぐらいだ。もちろん不採用の通知をもらうと地味にへこむが、知らなかった世界を覗き見ることは結構楽しいなーと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年06月18日 13時53分12秒
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