ドイツでマルチリンガルを育てる

今週はギムナジウムの10年生がスキー旅行で付き添っていく先生もいるため、時間割が変則的。1時間目か6時間目が休講。木曜日はニコちゃんの場合、宗教の授業をとっていないので、4時間目で終了。その後ピアノのレッスンにいくというスケジュールだったのだが、今日は別の時間割で2時間目から６時間目まで聖書についての授業（というかイベント）だった。６時間目は１２時５０分に終わる。今朝そのことに気づき、早いとは思ったが７時半にピアノの先生に電話をした。ちょうど風邪で休みの子がいるので、その子のレッスン時間に来ていいと言われ、今日だけ１時半からに変更になった。ニコちゃんには家に帰ってきてすぐにピアノに行かないと間に合わないからねと伝えた。鍵を持っていくことも忘れないように付け加えた。

私は本来は７時半から仕事なのだが、１ヶ月前から８時始まりにしてもらっている。普段は７時半にニコちゃんと一緒に家を出るのだが、今日は私が一人で先に家を出た。３０分始業時間を遅くしてもらったし、小児科やカウンセリングなどで週１の割合で遅刻もしくは早退しているので、普段は昼休みを返上して働いている。しかし今日は昨日にこちゃんが破いてしまった友達のTシャツを買うために昼休みに買い物に行った。本人も彼のお母さんも着古したTシャツだから弁償する必要はないと言ってくれたが、クラスでの話し合いで「ニコはTシャツを弁償すべきだ」という「裁定」がくだったそうなので買って渡すことにした。にこちゃんはN君に対して長い謝罪の手紙を昨日書いたようだ。手紙と一緒にニコちゃんが大切にしているプレミアム付き（？）のNinjagoのカードを２枚封筒に入れた。N君もNinjyagoカードを集めているらしいので、ニコちゃんの最大限のおわびの姿勢なのだろう。明日学校で新しいTシャツと手紙を渡す予定にしている。それでN君との関係が修復するとは思わないが、昨日の出来事は水に流してもらえるのではないかと思う。

貴重の昼休みを使ってしまったが長袖のTシャツが買えてホッとしていた。学校から電話がないか確認したら、私のスマホは電源が切れたままだった。電源を入れてしばらくしたら、私の携帯がなった。学校からか？と構えたら、ピアノの先生からだった。
「ニコは鍵を持っていなくて、家に入れなかったそうです。だから楽譜を持ってこれなかったと言われました。お昼ごはんも食べていなかったので、お金を少し渡しました。さっきから何度か電話をしていたのですが、つながりませんでした。」と言われた。「すぐ、迎えに行きます。今ニコはそこにいるのですか？」と聞いたら、「いいえ、学校か図書館に行くと言って、出ていってしまいました。」と言われた。
とりあえずピアノの先生にお礼を言って、図書館と学校に電話をして、もし見かけたら連絡して欲しいとお願いした。
１時間後に本人から電話があった。図書館に行ったら、図書館の人からお母さんに電話をしなさいと言われ、電話を使わせてもらったそうだ。図書館にいるなら安心なので、１時間後に迎えに行くと約束した。社長に早退してもいいかとお伺いを立てたら、「週にトータルで４０時間働いてもらえば、何時に来ても何時に帰っても構わない。」と言ってくれた。しかしそれが今の私にはとても難しい。しょちゅう遅刻と早退を繰り返している。同室のNさんは、「本当に大変ね。気落ちしないでね。」といつも同情してくれる。
図書館に迎えに行き、その後チョコレートを買ってピアノの先生にお金と一緒に渡してお礼を言った。

ニコちゃんは家の鍵を忘れたことが今まで一度もなかったのに、集中力を高める薬を飲んだら鍵を忘れたというのは一体どういうことなんだろう？
注意書きに書いてあったような副作用は今のところ見られないのだが、予想していたことと全く違う結果がでている。飲んだ効果が全く見られない。明日は穏やかな一日であることを強く願う。