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テーマ:小学生ママの日記(28703)
カテゴリ:子供
昨日の夜、ニコちゃんとテレビを見ていた。
ニコちゃんの格好は半そでのTシャツに短パン。これが彼の家にいるときの普通の格好で寝るときもそのまま。 番組が終わって、すでに10時半を過ぎていたので、もう寝なさいと言った。 ニコちゃんは「ママ、玄関のカギをかけておく?」と聞いてきたので、お願いした。 30分ぐらいして、夫が「ニコは?」と私に尋ねたので「自分の部屋にいったよ」と伝えた。しかし「えっ、部屋にはいなかったよ。」というので、ほかの部屋で寝ているのだろうと思った。しかし恵子の部屋にも賢浩の部屋にもいなかった。家中のあちこちを探し。玄関の隣にあるトイレにカギがかかっていることがわかった。「ニコ、出てきなさい!」と言ったが反応なし。 いったいトイレに隠れて何をしているのだろうか?といぶかしく思った。何度ノックをしても話しかけてもまったく反応がないので、窓から中を覗こうといったん玄関の外に出た。なんと、窓が開きっぱなしになっており、中には誰もいなかった。トイレの窓からこっそり抜け出したようだ。いったい何のために、そしてどこに行ってしまったのか?懐中電灯をもって庭の隅から隅まで探したがどこにもいなかった。ニコちゃんがいつも来ているダウンジャケットや靴はそのままだったので、この寒空の中、いったいどんな格好で出かけてのかも想像がつかなかった。 家の中を点検したら、1階の別の窓もカギがはずれて外から開けられるようになっていた。2重に保険をかけていたのだろう。すべての戸締りをして、カギを持っていなければ中に入れない状態にした。鍵をもって出かけなかったのは、鍵がいつもの場所にないと出かけたことがばれてしまうと思ったのだろう。 12時頃に玄関のチャイムが鳴った。ニコだった。テレビを見ていた時と同じ半ぞで半ズボンの格好だった。 「どこに行っていたの?」と聞いたら、「流れ星をみようとちょっと外にでただけ」という返事。 「その格好で?」とニコちゃんのむき出しになっている腕に触れたら暖かかった。「外にいた割には体が冷えてないね。」というと、「だってほんの数分だよ。」と平然と答えた。 彼の話を要約すると、「トイレに入っていたら、その日の朝ネットで見たニュースを思い出した。ネットニュースでは BW州では今夜たくさんの流れ星が見られます と言っていた。トイレのカギがなかなか開かなかったから、窓から出て見に行って、すぐに戻ってきた。」ということらしい。「本当にネットニュースで言ってたよ。自分で確認してみればいいじゃない。」と自信満々の回答。あまりにも普通に言うのでもしかしたら信じてしまっていたかもしれない。しかし、30分前にトイレが空であることに気づいていたのだから、ニコちゃんの言い訳には無理がある。「流れ星なら、庭や3階の窓からも見られるはずだ。わざわざ出かける必要はない。それに親に隠れてこそこそトイレの窓から出る必要もない。正直に流れ星が見たいと言えばいい話。30分前からトイレには誰もいなかった。いろいろな証拠が揃っているからその話は信じられない。」というと黙りこくった。 夫が「玄関ではなく、中に入って座ってゆっくり話そう。」と言った。 夫とニコが話している間、私はもう一度外に出て家の周りを点検した。案の定、ごみ箱の中に黒のトレーニングウェアの上下が脱ぎ捨ててあった。しかもポケットの中にはなぜかスパイダーマンのフルマスクがはいっていた。 ニコは流れ星の話は作り話と認めたうえで、「誰にも話さないと約束してね。J君(近所の同じ年の子)と一緒だった。冒険がしたかった。夜中に散歩したかった。それだけだ。J君の両親はすでに寝ていたので、このことを知らない。絶対にJの両親には言わないでほしい。夜中に散歩することのどこが悪いのか?」と開き直った。「世の中にはいろいろな人がいるわけでから、この辺は比較的安全な地域ではあるが、それでも子供だけで夜中に出歩くのは認められない。もし悪い人に声をかけられたらどうするつもりか?」と聞くと、「そんな奴がいたら殴ってやる。自分で撃退できるから問題ない。」ととんでもない自信を持っていた。あー言えばこう言うで、もうしませんという確約を取ることができなかった。 夫は「冒険したいという気持ちも理解できる。」と妙に話の分かる人になっていた。 そもそもニコちゃんは平気でうそをつくので、J君と一緒に山の中を散歩していたという話も本当かどうかわからない。しかも人目に付きにくい全身黒づくめの格好とスパイダーマンのマスクという散歩するには不自然な恰好。彼はこっちが確固たる証拠を上げない限り、絶対に嘘を認めない。本当に疲れる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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