塾体験
はるか以前、小学生の時に通っていた、人生で唯一の塾体験を思い出した。小5になる時、練習させられるのが嫌でやめたかったピアノの代わりに何故か行くことになった塾。一応進学塾だったのかな。狭い教室の中に、奥に座るには長椅子の上を伝って行かなくてはならないほどの幅に置かれた長机。クラスはテストの成績で別れていたのだろう。席順も前から成績順だったのかな。時々入れ替わっていた気がする。開け放たれた窓からは、下の階にある中華料理屋(だったか)の換気扇からの匂い。いったい何をしていたのだろう。確かに、練習問題の数をこなし様々なパターンに取り組んだのは、後々の勉強に役にはたったのだろうな。けど、塾に行っていない時に大好きだった、学校での自由勉強が自由にできなくなってしまったごとに気づいた。宿題に追われ、やらされる勉強が嫌になって1年間でやめた。練習させられるピアノも、勉強させられる塾もやめられて、めでたしめでたし。子どもの頃から、させられることが嫌な頑固者だったんだな~。ちょっとした思い出…。