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カテゴリ:語らい
午前中にサコ婆ちゃんから電話がなった。
「あんたに伝えたい事があって・・・」と言う。 何か深刻なことでもあったかと心配で、仕事帰りに寄ってみた。 玄関を開けるなり私は、焦ってサコ婆ちゃんに聞いた。 「何?」「どうしたん?」 「何かあったん?」 室内でオロオロしてるのではないかと、不安だったが サコ婆ちゃんはそんな様子はミジンも無く、妙に平然としている。 何かとんでもない不都合なことがあるけれど、 娘が動揺してはならないと思って平然をつくろっているのか・・・ 私はゴクッとツバを飲み込んで ドキドキしながらもう一度聞いてみた。 「何? 何があったん?」 ところがサコ婆ちゃん、意外にも落ち着いている。 「・・・・・・・・・」 (まさか、また、大した用事でもないのに私を呼んだのでは?・・・と 嫌な予感がする私。) 「いやいや、私もこんな歳だから、いつ何があってもいいように、 あんたに伝えときたい事があってね。」 サコ婆ちゃんはそう言うなり、1枚の紙を持って読んだ。 要するにサコ婆ちゃんは、 [私の身体に何が起こっても対処できるよう書いたものを用意した] と私に伝えたいらしい。 いろいろ詳しく説明してくれたので 私は母に 「ところで、それはどこにあるの?」と聞いたら 「それがねえ・・・・・・」と重たい返事。 「この家のどこかにあるとは思うんだけどね・・・・・・」 首をかしげながら 「忘れた」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年06月28日 12時01分06秒
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